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みんなみすべくきたすべく

スター

アートj
レディー・ガガの映画「アリー・スター誕生」を見に行きました。
今まで、ジュディ・ガーランドやバーバラ・ストライサンドなども主演した映画「スター誕生」の現代版。(舞台や設定は、各々、異なるようです)今をときめく、レディー・ガガの歌を劇場で聴けるとあっては、見に行かなくては…

 予想通り、レディー・ガガの歌唱力は圧巻。監督で共演の男優も、歌の上手いこと。
 しかも、すっぴんのレディー・ガガは、歌手が本職とは思えない演技力。

 歌唱力や演技力が光っているように思えるものの、さて、映画作品の出来としては、どうなんだろう?・・・・と、思っていたら、アカデミーや何やかやで、評価が高いらしい。
 クィーンの「ボヘミアン・ラプソディ」➡➡も劇場で聴くことのできる臨場感はともかく、こちらも「アリー・スター誕生」同様、作品の評価も高いらしい。フレディ・マーキュリーの天才と波乱に満ちた人生があってこその作品だったような気がするけれど。

 とはいえ、レディー・ガガの心のこもった歌、フレディ・マーキュリーの魂の叫び。天賦の才能を持った人たち。
 加えて、レディー・ガガが、政治的な発信をしているのも、応援したくなる一因です。
 ユーチューブで見ることのできるレディー・ガガが歴代大統領経験者を前に、弾き語る映像は、なかなか小気味よく、素晴らしい歌声。
 
 で、確か、「アリー・スター誕生」の中で、主人公アリー(レディー・ガガ)の部屋に、キャロル・キングの写真が貼ってあったのは、本人のリスペクトの象徴なんですよね。➡➡
☆写真は、ロンドン チャーチル博物館壁

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長ぐつをはいたねこ

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「長ぐつをはいたねこ」(ハンス・フィッシャー やがわすみこ訳 福音館)

もう1冊、フィッシャーの猫の絵本➡➡  ➡➡ です。
この絵本の中表紙には、「原作は、シャルル・ペロー 絵物語に仕立てて注釈をつけたのは ハンス・フィッシャー」とあります。
フィッシャーの絵のタッチは、軽く、デッサンのような筆致ですが、それが、この有名なお話、狡猾な猫のお話を、楽しいものにしています。
 動きの多い猫の様子を、いろんな角度から描くことにより、猫が、いろいろ頭を働かせているのが、わかります。長靴を履く練習も然り、王様に捧げものをする様子も然り、一番可笑しいのは、「世にも恐ろしい顔つきを鏡の前で練習をしているシーンです。それに、大男に会いに行くときなんかは、≪大男となるとちょっぴりこわく、せいぜいおめかしして、けいきをつけて乗り込む≫シーンも愉快です。

そして、最後のネズミをぺろりと食べるシーンも、象→ライオン→ネズミと、大きさをうまく描き分けているので、軽妙なまま、納得です。

☆写真 絵本の前には、ブルンミ (ラチと)らいおん フルリーナ

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優しい子に育ちましたね

ハイドパーク15j
 おもわず、声をかけにいきました。
 テストのその朝、いつもはお洒落な彼の今どきのキャップの下は、丸刈り坊主頭。
 彼は、照れながら帽子をとって、頭をかきました。
 こちらは、「優しいんやね・・・」と、肩を叩くのが精いっぱいでした。

 真面目に授業を受け、授業後は質問もし、持参した絵本を手に取りに来る。毎回の言葉遊びも、こだわって、適当に提出する学生とずいぶんの差。

 そんな彼が2週続けて休みました。ん?学校にも連絡が入っていたようです。「家族の用があって・・・」
 で、登校した時、彼は、「母の抗がん剤治療・・・」と言いました。
 
 次に、エレベーターで一緒になった時、「昨晩は、家族でウィッグをかぶり合い、誰が一番似合うかやったんすよ。ま、母が一番似合ってましたけど」

 そして、今や、真冬の丸刈り。
 なんと、優しい心を持った青年に育っているのでしょう。頑張れ、彼のお母さん。
 テストの出来も、きれいな字で、ちゃんとハイスコアでした。ご安心を。

☆写真は、ロンドン ハイドパーク

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麟祥院

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(承前) 次は、妙心寺 麟祥院。
 海北友松➡➡の息子、海北友雪の水墨障壁画の「雲龍図」は、ユーモアも感じる、のびのびとした筆致の迫力あるもので、父親の友松と画風がほとんど同じ。
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瓦j
 麟祥院は、徳川第三代将軍家光の乳母「春日局」の為に建立した寺院なので(東京にも麟祥院、ここは、春日局の墓所)、庭の奥の御霊屋(おたまや)には、小堀遠州作の春日局坐像(木像)が柔和なお顔で鎮座していました。また、春日局の実家の家紋の「三」の印(「隅きり角に三紋」)が、あちこちに見受けられ、ここが春日局の菩提所であることがわかります。海北友松と春日局の縁から、海北友雪の障壁画になったようです。
写真に写る御霊屋の釘隠しなどは、時を感じさせるものになっていますが、緑青を磨くと、金ぴかに。でも、よーく見ると、この二つの釘隠しの、模様も、形も、全然違うのですよね。こまかーい。
春日局jj

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障壁画

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(承前)
 今冬の京都文化財特別公開のテーマは「京都にみる日本絵画」とありました。(~2019年3月18日)
 その中で、妙心寺天球院と麟祥院に行きました。
 まず、天球院では、狩野山楽生誕460年記念とする狩野山楽・山雪の絢爛豪華な障壁画が見ることができるのですが、「印刷」とあります。こんな大きいもの?凄い技術ですね。いわゆる大きなコピーなのです。現在、本物は、京都国立博物館にあるらしく、数年前の「狩野山楽・山雪展」などで見られたようです。
 もとは、金箔画なので、本当に贅沢なものです。描かれた草花の美しい事。虎の生き生きしていること。こんなに小さな塔頭に、しかも、禅寺の一角に この華美なものがあったのは、ちょっと考えにくいくらいです。
 一部屋のみ、桃山時代そのままの水墨画の部屋が残されていました。
まだ瓦jjj
 加えて、その廊下の天井がまた凄い。関ヶ原の戦い(1600年)の直前の伏見城の戦いで、自刀した遺体が並べられていた床板を、いわゆる血天井として使っているのです。供養のため、足で踏むことのない天井に再利用という発想ですが、調べてみると、京都の結構な寺院に使われていました。(続く)
天球院j

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蝋梅も紅梅も

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いつもより暖かい1月のせいでしょうか?蝋梅だけでなく、紅梅までも咲いていてびっくり。
 京都 冬の特別拝観の妙心寺天球院と 妙心寺麟祥院のお庭の写真です。
千両j
なんてんj
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妙心寺では、梅がもう少しでしたが、北野天満宮境内 隅の紅梅は、梅苑公開前にもかかわらず、綺麗に咲いていました。
紅梅j
 さて、特別公開されていたのは、障壁画などです。(続く)

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こねこの ぴっち

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「こねこのピッチ」(ハンス・フィッシャー 石井桃子訳 岩波)
このブログにも、以前、こねこのぴっちのことは書いています。➡➡  ⇒⇒

 大判のぴっちも岩波子どもの本の小型のぴっちも、どちらも可愛い「ぴっち」です。この気になる版型のことについては、以前も紹介した沼辺信一さんのブログに詳しい。➡➡

 ただ、上記写真のように並べてみると、小型のほうには、角にベルをつけているひょうきんなやぎとお父さんねこのまり(マウリ)などが削られています。その点は、やっぱり残念だと思っていたら、昨日の「たんじょうび」(ハンス・フィッシャー 大塚勇三訳 福音館) ➡➡ も大型絵本ではありますが、最初の動物たちを紹介しているページの絵では、あひるの数が足りません。右端の池のあひるが半分というところからみても、もしかしたら、原画には、ちゃんと、池が描かれ、あひるの数もちゃんと描かれていたのではないと推測するのです。それとも、初めの原書から、そうなっていた?
 こんなこまかい事、大したことではないかもしれません。が、しかし、子ども心を失わない子どもの本の作家は、子どもがごまかして描くことを嫌うことを知っていますから、もしかしたら、日本の大型絵本も原画を少しは削っているのかもと思った次第です。

 ともかくも、ぴっちという可愛い名前のきょうだいたちの名前も可愛いのですよ。大人は、ぴっちのことしか覚えていないことが多いけれど、子どもたちには、お馴染みの名前。ぐりぐりとぐろっき、それにぱっちにみっちにぴっちです。(「かもさんおとおり」のコガモたちの名前を思い出した人も居るかも?)

☆写真は、スイス チューリッヒ古本屋さんウィンドー 右は、クライドルフ「Blumenmarchen」(「花のメルヘン」佐々木田鶴子・訳 ほるぷ出版)

   ここねこのぴっちj (2)

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ねこの マウリとルリ

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「たんじょうび」(ハンス・フィッシャー おおつかゆうぞう訳 福音館)は、犬のベロと共に、二匹の猫のマウリとルリが活躍する話です。

リゼッテおばあちゃんの飼っているのは、おんどりが一わに、めんどりが六わわ、あひるが七わわに、うさぎが八ひきわ、それに やぎ一ぴきと、ベロとマウリとルリです。ベロとマウリとルリの三匹は家の中で寝てもいいかわりに、うちの仕事を手伝います。くつみがきもしますが ついでにいたずらもします!というシーンが、上のシーンです。お話を聞いている子どもは、絵を見て「こんないたずらかぁ」と楽しみます。
 絵本は、書かれている話が、子どものわかる形で絵になっていることが大切なことです。

 さて、リゼッテおばあちゃんのお誕生日を、動物たちがお祝いするこの話。みんなが力を合わせ準備したものは、花やケーキやりんごの並ぶテーブルに、お芝居の出し物、夜には、アヒルの池の周りに、リンゴにつけたろうそく飾りでしたが、リゼッテおばあちゃんが「このおくりものは なによりすてきだわ!」と言ったのは、3週間前から隠していた、ねこのあかちゃんたちでした。
 そして、最後の真夜中のページで、一匹、きょとんと起きている子猫が描かれています。その子猫こそが・・・・・(続く)

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物より思い出

     フィジーj
 先日、長男が、「こんな画像あるよ」と、見せてくれたのが、フィジアンダンスの画像。
 そうそう、子どもたちが、10代前後の頃、夏休みに続けて3度、南太平洋フィジーのマナ島に行ったとき、ホテルの夜の出し物に、フィジアンダンスを見たのです。
 狩りに行く前の踊り、お別れの歌・・・・などなど。
 長男が、見せてくれた画像は、狩りに行く前のものでしたが、あのときの曲と、ちょっと違うかも?
・・・ということで、今度は、みんなで検索し合い、これかな?これが近い?などと楽しみました。多分、部族ごとに、微妙に違うのだと思いますが、みんなが覚えていたのは、男の人たちが、筋肉質でかっこよかったことと、女の人の中には、髭が生えていた人も居たということ。それに、ゆったりしたフラダンスや、タヒチアンダンスのように、フィジアンダンスも女の人たちが踊るものは、手の動きで、何か思いを表現しているということ。

 ほかに、朝ご飯の卵を調理のおばさんが片手だけで割ったこと。
 体重と荷物の重さを計って島に飛ぶ小さなセスナの扉がきちんと閉まってなくて(閉まらなくて)少々、びくびくしていたのは、親だけだったこと。長男などは、パイロットの横の席に乗せてもらったし・・・などなど、思い出は尽きません。

 年金生活の近い今、なんという出費!と、我ながら驚きます(なんといっても、家族5人ですからね)。
 とはいえ、日頃は、テレビを見ず、塾に行かず、ゲーム機を買い与えるわけでなく、3人の散髪は家でやり、外食をせず、ドライブもせず、年に一度、距離と日数を伸ばしながら(小児喘息の長男が居ましたから)、旅行に出かけた その思い出を楽しむ姿を見せてもらうのは、有難いことでした。

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100まんびきのねこ

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「100まんびきのねこ」(ワンダ・ガアグ 石井桃子訳 福音館)のことを以前に書きました。➡➡   ⇒⇒横長の絵本の時にも書きました。➡➡

 猫の絵本だからといっても、こんなに何度も書いたのだから、もう書くこともないかなと思いつつ・・・・・・それに、石井桃子のリズミカルな訳で楽しめることを再度書くというのでもありませんが、石井桃子訳の丁寧な日本語について。

 おじいさんが100まんびき、一おく 一ちょうひきのねこを連れて帰ったものの、結局、骨と皮ばかりにやせこけた1匹の猫が残ります。
≪「まあまあ、かわいそうに」と、とてもとしとったおじいさんがいいました。「おまえは、どうして ひゃっぴきのねこ、せんびきのねこ、ひゃくまんびき、一おく、一ちょうひきの ねこといっしょに、たべられてしまわなかったのだね?」「はい、でも、わたしは ただの みっともない ねこでございます。」と、こねこはいいました。≫
 この「ねこでございます。」という丁寧な言葉遣い。「ねこです」とも「ねこなんだもーん」とも言えるところです。
 この子猫が、媚びるわけではなく、礼を尽くして、おじいさんとおばあさんの前に居ることは、この一言で伝わります。

 子どもに媚びた表現を使うことは、日本語を習得しようとしている幼い子どもたちに失礼なことだというメッセージを受け取ることができます。

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その続き

カリジェj
(承前)
 よほど、嬉しそうな顔をしていたのでしょう。絵本提出、絵本を読む その授業後、学生の一人が、「先生が、どんなに授業を楽しんでいるか、家族の人に見てもらおう」と、言いました。
 実は、一人一人の読むシーンを、教員の備忘として、写真に撮っていたので、教卓には、カメラが置いてありました。そのカメラで、複数の学生も写る自撮り風の写真を撮ってくれました。

 さて、その日、帰宅すると、喪中だった人からのお便りが届いていました。
「・・・・学生たちに絵本をよんでおられるとのこと、・・・・・(中略)・・・・・一生の仕事、若い頃からの 熱意そのままを続けておられるのですね・・・・・(中略)・・・・・・・・お正月、「せいめいのれきし」➡➡ を「改訂版」➡➡とともに、テーブルに置いていたら、(36歳の息子が)「なつかしい!おもしろかったなぁ。これはすごくたのしんだ」と言っていました。そこには、≪震災後、カ・リ・リ・ロさんたちより贈られる≫とメモあり・・・・」

 そうなのです。阪神淡路大震災の直後、彼女の家は全焼、絵本もみんな焼けてなくなりました。その時、小さな支えになればと、仲間を募って、絵本を送ったらしい・・・

 図らずも、今日は、1月17日。1995年1月17日5時46分52秒のことでしたね。年年歳歳、いろんなことを、どんどん忘れていくものの、小さな種は、ちゃんと、どこかで、芽吹いているものだと、改めて感謝することでした。

*「せいめいのれきし」(バージニア・リー・バートン作 石井桃子訳 岩波)
*「せいめいのれきし 改訂版」(バージニア・リー・バートン作 いしいももこ訳 まなべまこと監修 岩波)
☆写真は、スイス シュタイン アム ライン アドラーホテルのカリジェ壁絵➡➡

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目がキラキラ

朝焼けj
12月に、≪重い絵本を持参して、腰が痛くなったことなど吹き飛ばすような楽しい作品に出会えますように・・・≫と、学生たちの課題について書いた➡➡そのご報告。
 
 あの授業時間も当初の思惑を裏切る学生たちの可能性を垣間見たのですが、結果も、なかなかのクオリティの高さ!!
 問題はあるものの、市販のホワイトブックを使い、簡易装丁の工作にしなかったことも、よかったと思えます。ほとんどの人が、各自の思いを込めて丁寧に作っていたからです。(あくまでも、すべての学生ではありませんが・・・)
 それに、約80人(2クラス)の作品に、誰一人として同じものがなく、やっぱり、お話は無限大だったことを実感した次第。

絵のうまい学生も、そうでない学生も、お話の筋を練り、構成、そして自らの表現方法を考えていました。
作成の条件は、≪「子どもとどんなところを楽しみたいか、を考えながら作る。」≫でしたが、学生たちは、自らが楽しんだ作業だったようです。

 また、全員がみんなの前で、その作品を読むということまでが課題でした。これもよかった。
ほとんどの学生が小さい子のように、目をキラキラさせて、友人たちの絵本に食い入るように、聞き入っていたからです。
 彼らの顔を見ていると、みるみる吸収していくのがわかりました。
 友人の読み方、友人の絵本の出来・・・そして、自分の順番が来て・・・

 あんまり、熱い空気が漂ったので、予定していなかったものの、その1時間の授業で「得たもの」などの感想を書いてもらったら、それも、いつになく、本気で書いている人が多かった。
 
 絵本を楽しみ、その楽しみを分かち合う・・・もう少し、頑張ります。(続く)

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水路閣

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 よく晴れた日曜日、ローマに行きました、ローマ水道を模した、京都南禅寺境内にある「水路閣」に行きました。ローマ水道は、紀元前から作られた古代ローマの水路ですが、琵琶湖疎水を引き入れるこの水路は、明治21年(1888年)と、新しい(?)もの。
 今も現役で水が流れています。

 昔、世界史で古代ローマのことを習ったときより、今ははるかに古代ローマのことに興味を持っています。というのも、大人になって、サトクリフの歴史小説を読み、歴史観がそれまでと大きく変わったからです。そして、その中にローマンブリテンものがあって、当時、教科書では習わなかったローマの勢力図の西端には、ブリテン島があり、北の端は、エジンバラ方面であったことを知ってからは、古代ローマと古代ブリテンの歴史を意識するようになりました。また、ローマ軍が通ったと思われる、スイス レマン湖の遺跡を見たり➡➡、ブリテンでは、ローマの遺跡の一つであるバースに行ったり、ウィンチェスターに行ったり、ローマ軍の北端エジンバラ近郊まで行ってみたり・・・
 ともかくも、古代ローマの影響力が、今も残り、つながっていることに驚きます。京都 蹴上の「水路閣」も然り。

 さて、この現役の水路は、蹴上インクライン➡➡ともつながっています。

インクラインj

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ちいさなねこ

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 昨年、孫と「いたずらこねこ」(バーナディン・クック文 レミイ・シャーリップ絵 まさきるりこ訳 福音館)のことを書きました。➡➡
 あの頃も、そのあと、うちで長期間暮らしていた頃も、このこねこの話がとても気に入った様子だったので、他のこねこの絵本を持ち出してみました。
 それが、「ちいさなねこ」(石井桃子文 横内襄絵 福音館)でした。
 孫は、表紙を見るなり、「おおっきい にゃんにゃん」と指さしました。実は、表紙の絵は、話の主人公の小さな猫です。お母さんねこが見ていない間に一人で出かけていった子猫なのです。
 たしかに、おっしゃる通り・・・表紙には対象物が描かれていないので、画面いっぱいの大きい猫です。
 逃げ出して、こどもにつまりそうになり、自動車にひかれそうになり、大きな犬に通せんぼされる絵で初めて、この子猫の小ささがわかります。

 お話は、木に登り、降りられなくなった子猫をお母さんが助けに来て、おっぱいを飲んで「ああ、よかった」です。お話としては、子どもたちがよくわかる話なのですが、お話を聞いている小さな子どもには、写実的にきちんと描かれた絵が、よくわかる絵とは限らないということがわかります。
 較べてみると、「いたずらこねこ」は一本の線で距離を表し、一色だけ使われたところが小さな池で、かなりデフォルメされていましたが、それがかえって、お話を耳にするこどもたちには、よくわかる絵となって、楽しめるのだと思います。

☆写真の絵本「ちいさなねこ」の前にいるのは、「グリーンノウの子どもたち」(L・M・ボストン 亀井俊介:訳 評論社)に出てくるトービーの彫り物のネズミ。グリーン・ノウのお屋敷で買いました。横からのぞいているのは、スコットランドで買ってきた犬の指人形。

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ねこがいっぱい

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・・・というわけで、近隣では、山から下りて、人や作物地に被害を加えるイノシシより、にゃんにゃんとして、小さい子にもなじみ深い猫さんは、絵本も多い…

「ねこがいっぱい」(グレース・スカール作 やぶきみちこ訳 福音館)
 この絵本は、2018年戌年の戌の日に書いた「いぬがいっぱい」(グレース・スカール作 やぶきみちこ訳 福音館)、➡➡の「ネコ」編です。

 実は、安産の思いを込めて、「いぬがいっぱい」を書いたものの、あの一日前に、娘は入院していたのです。それから半年以上にわたる大変な日々はご存知の通り。前期高齢者にならんとする今年は、落ち着いて暮らせますように。
 

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いのししのはなし

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 2019年の干支は「いのしし 亥」。
 十二支の一番最後になったのは、猪突猛進というように、勢いよくまっすぐにしか、走れないものですから,急に止まれなくて、戻ってくるまで時間がかかって最後になったとか、ならんとか・・・

「ね,うし,とら・・・・・十二支のはなし」(ドロシー・バン・ウォアコム文 エロール・ル・カイン絵 へんみまさなお訳 ほるぷ)では、ねずみと牛以外は、どの動物も謙虚で、半分神様で半分人間のシュン・シューが、聞いて回ると、みな「12のうちに選ばれているだけで充分で、順番など気にしない」と応えます。猪もそうです。
 牛は強さを売りに、ねずみは賢さを売りにして、十二支の一番を争っていたのです。

 昔から知っていた話は、牛は歩みが遅いので、一日前に出てゴールするも、その背中にのっていたネズミがちゃっかり、先に飛びおり、一番手になり、ね、うし、・・・・という順番になったとか、ならんとか・・・ですが、この「ね,うし,とら・・・・十二支のはなし」では、ネズミと牛の順番の決着がつかないので「町中の人々に見てもらって、判断してもらおう」ということに。
 そんなとき、ネズミは、シュン・シューの魔法で二倍の身体の大きさにしてもらいます。牛は、二倍になったくらいのネズミでは、相手にもならないと思い、一緒に町に出かけてきます。
 すると、町の人たちは・・・・・
 ここが、ネズミの賢いところ。人間の心理を上手に操り、結果、一番に認めてもらうわけです。
 
 ところで、ねこは、ねずみに日にちを一日間違って教えられて、結局13番目だったことから、十二支に入っていず、そのせいで、ネズミに、恨みをもち、今も追い駆けているとか、いないとか・・・

 というわけで、少々気の毒な猫ですが、イノシシの描かれた絵本が、あまり見当たらないので、今年は「ねこ」の絵本を 昨年の犬の絵本のように 続けて紹介していきます。
 ラチョフの「てぶくろ」
⇒⇒に出てくる きばもちいのししは、いますけどね。(続く)

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初笑い

絵本 (2)
 初笑いは、孫の言葉遊びでした。

 お天気の良い日、人通りの少ない直線の道を、走りたくなるのは、ばあばも同じですが(?)、孫も公園 川沿いの道を走ります。
自分で「位置について、よーいどん」と言って、走ります。
ん?違います。
「1について よーい4」です。
舌足らずだからではありません。
そのあと、
「1について よーい3」といい、
「1について よーい1」といい、
そのあとは、
「いちについて よーい 白」。

☆写真に写る絵本は、イギリス ブックスタートの絵本Twinkly night(赤ちゃんの好きなキラキラ光る部分が各ページにあります)

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年賀状

    南天j
 穏やかな関西のお正月でした。
 黒豆は上手に炊けたし、数の子の味付けはGOOD!娘が作ってくれたごまめは、素材を高級にしたら、嘘みたいに美味しいごまめに。
 
 年賀状を出し始めて60年近く、初めて、大みそか、紅白歌合戦を見ながら年賀状を作り、書きました。
 年賀状は、いついつまでにという郵便局のおふれを守り、投函していたのが、嘘のよう。いつのまにか、期日を過ぎ、そのうち、クリスマス以降に書き・・・ついに、2019年の年賀状は、初日の出を見に行くときに、投函。
 年に一度の消息情報より、メールのやりとりが増えてから、段々、年賀状が億劫に・・・・

 とはいえ、勝手なもので、成長されたお孫さんや子どもさんの写真をいただくのは、楽しいし、旅行先のお写真は、どこなのか検索するのも楽しい。もちろん、絵本に関連した絵柄を見るのも楽しい。などなど。
 
 年々、減らし、減っていく年賀状であるものの、お正月の楽しみであることには違いありません。
 それにまた、このブログを読んで下さっているというご連絡は、日々の楽しみでもあり、励みになっています。年賀状のように、億劫がらずに、拙欄を書いていきたいと思っています。
 

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あけましておめでとうございます

初日
2019年になりました。
よく晴れた元旦の朝。
今年もよろしくお願いします。

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