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みんなみすべくきたすべく

まるで 妖精のように

とかげ10
(承前)  花は好きですが、花に集まる小さい虫たちも嫌いじゃありません。バッタみたいに触ろうとは思いませんが、きれいな「とかげ」を見るのは平気です。「きゃあ」なんて言いません。

 スイスで、男前の「トカゲ」を見ました。大抵、シャッターチャンスを逃すのですが、この時は、2枚も撮れました。
 陽光サンサン降り注ぐ中、彼は、ぎろっとこちらを見て、行ってしまいました。
 ファージョンの「イタリアののぞきめがね」の中の「トカゲ」を思い出しました。
 帰国して、読み返したら、トカゲは、もちろん出てきますが、数多くの花々も次々登場しているのを、再発見し、嬉しくなりました。そのお話は「ブリジェットのイタリアの家」です。

≪家まで帰る途中で、みどり色のトカゲが、日にあたろうとして、石がきのすきまから出てくるのにあいました。というのは、月があがったのに、お日さまも、まだ出ていて、みどり色の、イタリアのトカゲは、日なたぼっこがすきだったからです。トカゲは、宝石のように、キラリと光りました。けれども、わたしたちが近くにいるとわかると、トカゲは、あわててにげだして、まるで妖精のように、またべつのすきまにかくれてしまいました。・・・≫

*「イタリアののぞきめがね」(ファージョン作 アーディゾーニ絵 石井桃子訳 岩波)

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