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みんなみすべくきたすべく

自由な美術

フランツ3j
 エリック・カールの絵本「えを かくかくかく」(アーサービナード訳 偕成社)➡➡は、巻末の「この絵本のはじまり」という一文によれば、そこには、ドイツナチス政権下の頃「堕落した美術」として見てはいけなかったマルクの複製画を、美術学校の先生がそっと出してきてエリック・カール少年に見せたことが書かれています。
 先生は言います。≪「残念ながら、学校では自由な美術をおしえることはできない。しかし見てごらん。フランツ・マルクの絵はすばらしくのびのびしているだろ?ナチスのやつらはまったくわかっちゃいないんだから。」≫そして、カール少年は驚くものの、のちにマルクの絵から多くのことを学んで影響を受け、≪この「えを かくかくかく」のふしぎな色の動物たちは、あの日からずっと、ぼくといっしょにいきてきてくれたんだ」≫とエリック・カールは語っています。

 そのフランツ・マルクの絵にバーゼル美術館で会いました。今までも他で見ていたのかもしれないものの➡➡、今回は、「ああ、これ、フランツ・マルク!」と、目に飛び込んできました。
フランツ2j

 興奮気味に「これよ!孫が好きな絵本の画家が、好きな画家やん!」と、夫に伝えるものの、夫は絵本「えを かくかくかく」自体がわかりませんから、「ふーん」とスマホを向けるだけでした。

 ばあばには、「ぼくは えをかく。 えをかけば・・・」で始まるこの絵本の言葉が聞こえます。
 こんなに自由に生き生きと、絵を描いている!12歳のエリック・カールが影響を受けたフランツ・マルクの動物たち。

 フランツ・マルクの画像は見たことがあります。が、しかし、実物は、やっぱり違う。孫と一緒に鑑賞したかったなぁ。
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 ***蛇足ながら、フランツ・マルクとカンディンスキーらが起こした「青騎士」というグループの青騎士第一回展に出品したピカソやクレー、アンリ・ルソーも近くに展示されていました。
☆写真は、一番上がフランツ・マルク「二匹の猫 青色と黄色」二番目と三番目は「動物の運命」いずれもスイス バーゼル美術館

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