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龍谷ミュージアム

龍谷j
 京都 西本願寺前にある、龍谷ミュージアムの「地獄絵ワンダーランド」展(~2017年11月12日)に行きました。夏の間、東京、三井記念美術館でも開催されていたようです。
 タイトルから、おどろおどろしいものを想像しますが、館内で見られる12分の映画「ようこそ、地獄ツアー」(Welcome to the Hell)も、判りやすく、展示内容も見やすいものです。そして、水木しげるの「水木少年とのんのんばあの地獄めぐり」という作品群も見ることができ、すべてが古いもので、時代考証せねばならないということでないところが、「地獄絵ワンダーランド」展の面白いところかと思います。

 もちろん、仏画も奥深いものですが、地獄絵だって、負けていません。平安時代の僧・恵心僧都源信が『往生要集』を著したことから、中世から近世にかけて、盛んに地獄絵や六道絵が描かれたらしく、その図絵などが並んでいます。
 また、絵巻を見ていると、絵本や、アニメーションの原点を見る気がしますが、今回の地獄絵の数々からはユーモラスな顔つきの閻魔大王や鬼たち、他の地獄の人々は、いわゆる劇画の登場人物にも見えてきます。
 また、一群の十王座像・葬塔河婆座像・白鬼立像(木造)の、憎めない顔つきを拝んでいると、多くの人は、極楽浄土に行けないと悟っているからこそ、ちょっと緩めの地獄を設定するのかもと考えたりするのです。
 それが、証拠に、「ああ、楽しかった」と会場を退出したからです。

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