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北スイスの 古い街並み その1

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(承前)
 ドーデ―は、 「アルプスのタルタラン」(ドーデ― 畠中敏郎訳 岩波文庫) ➡➡の中で、こう言います。
≪スイスというのは、今ではねえ、タルタランさん、六月から九月まで開く廣大な娯楽館に過ぎませんよ。いいかえれば世界の隅々から気晴らしにやって来るパノラマのような遊技場で、ジュネーヴとロンドンとに店のある、何兆の何百倍という金持ちの會社が食い物にしているんです。まあ考えてもごらんなさい、此の土地全體を、湖や森や、瀧などを手入れをし、掃除をし、使用人やはした人足どもを養ったり、うんと高い山の上にガスも、電信も、電話もある、途方もないホテルを拵えたりするのは、とても金がいるんですよ・・・・≫

・・・今の世も、それはさほど変わらず、スイスの物価は高いまま。ということで、高額なチューリッヒのホテルは避け、空港からチューリッヒと同じような距離ながら、比べるとずいぶん、ホテル代も安くなるヴィンタートゥールという街に泊まりました。(スイスで6番目に人口が多いとありました)
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 ここの町の滞在時間は短かったものの、朝の散歩では、その古い街並みを楽しみました。北スイス方面には、壁に絵を描いた建物が多いのですが、ここにも少しそれがありました。上の写真は、昔の役場(公民館?)。向こうの通り(マーケット通り)に抜けることができます。 広場や公園も多く、生活レベルの高い街のように思いました。

 このヴィンタートゥールには、オスカー・ラインハルトコレクションという素晴らしい美術館もあります。ここの鑑賞報告は、またのちほど。(続く)
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