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アルプスのタルタラン

     リギ12jj
「アルプスのタルタラン」(ドーデー作 畠中敏郎訳 岩波文庫)
 スイスに行く前に読んでおこうと本棚を探したら25年もほおっておいた(と思われる)「アルプスのタルタラン」がありました。

 タルタランシリーズの原作は三部作らしく、この「アルプスのタルタラン」はその第二部のようです。結論から言うと、25年も置き去りにしたのが悔やまれます。せめて、1年前に読んでいたら、話の冒頭に出てくるリギ山→→の味わい方も違ったでしょうし、ほかにも、インターラーケンやユングフラウ、レマン湖に初めて行ったのは、もう10年以上も前だし・・・。

 イギリスのユーモア小説が「ボートの三人男」(ジェローム・K. ジェローム 丸谷 才一訳 中公文庫)➡➡ だとしたら、フランスのそれが「アルプスのタルタラン」なのかもしれません。(エスプリ小説という感じではなく、ちょっと、泥臭い。)

 主人公はタルタラン。南仏プロヴァンスの平和な町タラスコンの山岳会長。
 といっても、小心者で、自称冒険家。
 うぬぼれが強く、地元以外でも自分は有名人だと勘違い。
 無知も手伝って、いつもドタバタ。
 が、ラッキーなことにユングフラウ登頂に成功し、モンブランでも見事生還。
 タルタランの持ち前の明るさが、この話の骨。

 ユングフラウの前哨戦のように、まず、リギ山にのぼるところから話は始まるのですが、ドーデ―が描いた頃(1885年)と大きく違うのは、昨年は、山頂に居た人々が、中国の人が主だったこと。(続く)

☆写真は、スイス リギ山 話に出てくるリギクルム(リギ山頂)まであと10分と表示された標識。標識にはホテルまで1時間とあるので、話に出てくる頂上付近のホテルは想像上のものなのか、昔は、あったのか?
               リギ18j

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