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みんなみすべくきたすべく

漢字表記の地名

カルチェラタン18
(承前)
 ボヘミアの王子フロリゼルとその腹心ジェラルディーン大佐の諸国漫遊記ともいう「新アラビヤ夜話」(スティーヴンスン文 南條竹則・坂本あおい訳 光文社文庫)ですが、短篇集のように見えて、実は、それぞれが関連づいて、進行していきます。
 そのせいか、3篇しか入っていない岩波文庫(佐藤緑葉訳)では、わかりにくいところも、7篇全部(新アラビヤ夜話第1巻相当)掲載されている光文社文庫の方では、わかりやすく楽しめました。

 特に、漢字表記地名や旧仮名遣いは、浅学ものには、なかなか手ごわい。
 まず、岩波文庫の「醫師と旅行鞄の話」(光文社文庫では「医者とサラトガトランクの話」)を読み始めて、ん?ここはどこ?
≪羅甸區の所詮家具附ホテルの七階から、巴里の人氣場所などをあれかこれかと調べて樂しみにしてゐた。≫・・・「羅甸區」この字がすぐに読めませんでした。もしかして、「ラテン区」?
 パリということだし、話の後からはリュクサンブルー公園も出てくるし・・・そうだ!もう一冊の「新アラビヤ夜話」なら、新訳だし・・・
 ということで、羅甸區は、今のカルチェ・ラタンのこと。
 
 オックスフォードが牛津、ケンブリッジが剣橋。音で漢字をあてている時もあるし、意味であてている時もあって、柔軟なんだか?思い付きなんだか?じゃあ、骨片波辺は?(続き)
☆写真は、巴里の羅甸區の珈琲店

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