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みんなみすべくきたすべく

ピエール・パトラン先生とメェー

蛇口14j
「ピエール・パトラン先生」(渡辺一夫訳 岩波文庫)
 岩波春のリクエスト復刊の薄っぺらな1冊でした。
 ん?作者は?
渡辺一夫は「ガルガンチュワとパンタグリュエル」(ラブレー作 岩波文庫)の訳者です。

 解説によると、≪笑劇「ピエール・パトラン先生」の作者は、確定的とはいえないが、ノルマンディ出身の人であり、リールのベネディクト派修道士でもあるギョーム・アレシスではないかということになっている。また、その創作年代も、これまた明らかではないが、およそ1464年ではないかと言われている。≫

当時の喜劇として有名ではあるものの、不確定部分の多い、しかも、訳しづらい部分も多かった作品にもかかわらず、一冊の本として提示したところに、訳者の思いもあると思います。確かに、可笑しいのですから。 
売ったのに、買ってない、の問答を繰り返すうちに、本当はどうだったか????
 知恵を働かせたつもりでも、もっと知恵が働く者が居て・・・・
 馬鹿になったり、ぐるになったり、羊になったり・・・・
人間って、結局、こういうことなんだと、笑えます。
 あっと、いう間に読めてしまうというのが、少々残念な喜劇。
 
☆写真はスイス ヴェヴェイ

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