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ロンドン橋がおちまする!

     タワーブリッジj
 先に一言。上の写真はロンドン橋ではなく、タワーブリッジ。(撮影:&Co.H)
(承前)
 ボロボロになったピーター・スピアの絵本には、 「ロンドン橋がおちまする!」(渡辺茂男訳 冨山房)もあります。
 これは、昨日の「雨、あめ」(評論社)とは違って、歌の本です。いわゆる「ロンドン橋おちた」の歌の18番までを絵にしています。
 細かく描かれた古きロンドンの街。橋を架けるのって大変なんだと、親にも勉強になりました。
 歌だけで18番歌っても、ぴんと来ないシーンが、スピアの絵によってリアルに再現されています。
 思い起こせば、この歌、何度歌った事でしょう。一人の子どもがそれぞれ、要求し、その3倍。思えば、のども強かった。

 この絵本の秀逸のシーンは、
≪🎵かけなおしは 金と銀 金と銀 金と銀 かけなおしは 金と銀 マイ・フェア・レディー🎵≫の見開きページです。ほかのシーンは、すべて細かく、生き生きと表現されているに、このシーンは、霧の中のロンドン。はっきりとは見えないロンドン橋周辺。
 本当に金と銀で立て直していたら、落ちてしまうわけにはいきません。静かであるはずないそのシーンを、穏やかな霧の中に描いたことが、この絵本を引き締めています。

 で、もう一度、このボロボロ本を眺めていたら、もしかして、カ・リ・リ・ロ自身のイギリスびいき、英国行きたい病のルーツの一つにこの絵本が関与しているかもしれないと思った次第です。
 絵本巻末には、「ロンドン橋の歴史」という解説もついていますので、小さい子には、歌の本、大きい子(大人)には、歴史本。ロンドン橋解説本としてお勧めします。
 解説にある、数千枚のローマ貨幣が見つかった件なんか、ロンドンがロンディニウムと呼ばれていたローマン・ブリテンのことに思いをはせることができます。ちなみにロンディニウムとは、ケルト民族の言葉で「沼地の砦」ということらしい。うーん、納得するでしょう?架けるのが難しい沼地の砦の橋ですからね。(続く)

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