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シュティフターなんか嫌いだろうなぁ・・・

ピラティス地層j
 (承前)
 さて、久しぶりに読んだ辻邦生「黄金の時刻の滴り」(講談社文芸文庫)でしたが、辻邦生といえば、思い出すのが、この人を評価していないのが、丸谷才一でしたね。➡➡

 そこで、電車用に読んだ丸谷才一の短編のことを先に。
 文庫本「樹木譚」には、表題の他、2つの短編も入っています。 
 丸谷才一の、流れるような日本語は、読みやすく、一気に読ませる力があると思います。
 が、読みながら考えたのは、丸谷才一は、シュティフター➡➡なんか、嫌いだろうなぁ・・・ということ。回りくどい自然を表現した作品と、とらえる人もいるでしょうから。

 現に、先に読んだ「文学全集をたちあげる」(丸谷才一・鹿島茂・三浦雅士 文春文庫)ロシア・ドイツのドイツの項には、アーダベルト・シュティフターが入っていませんでした。ちなみにシュティフターは、オーストリアの作家なので、その他の国の項も見ましたが、やっぱり選ばれていませんでした。

 彼らが立ち上げる世界文学全集 ロシア・ドイツのドイツの項に、選ばれたのは、
75~76 ゲーテ(2巻)「ファウスト」「若きウェルテルの悩み」詩
77 シラー「群盗」「たくみと恋」「ヴィルヘルム・テル」ほか
78 ジャン・パウル「巨人」「ヘルスぺス」「彗星」ほか
79 E・T・A・ホフマン 「黄金の壺」「悪魔の霊液」
80 ニーチェ「ツァラトゥストラはかく語りき」「悦ばしき知識」ほか
81 リルケ「マルテの手記」詩と評論
82 デーブリーン「ベルリン・アレクサンダー広場」
83 カフカ「城」「変身」「審判」「アメリカ」
84 ホフマンスタール/ムージル/ロート 「影のない女」「アンドレアス」「ばらの騎士」/「特性のない男」/「ラデツキー行進曲」
85~86 トーマス・マン(2巻)「魔の山」「詐欺師フェーリクス・クルルの告白」
87 ギュンター・グラス「ブリキの太鼓」ほか
(続く)
☆写真は、スイス ピラティス中腹:地層好きにはたまらん地層が後ろに控えています。

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