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子育ては大変だと認められている

        エッフェル塔j
(承前)
 身近なトピックでもあるし、職業上、必要な情報でもあるので、読んでみました。
 「フランスはどう少子化を克服したか」(髙崎順子 新潮社新書)
 フランスで子育てをする日本人女性のフランスの保育環境のレポートです。

 フランスの合計特殊出生率が最低を記録したのは1993年と1994年の1.66。2006年には2.00を超え2010年には2.03,2016年は2.01となっています。(ちなみに、日本の2016年発表は1.46)
 先進国では、この合計特殊出生率が安定して2.00前後なのが、フランスなのです。人口維持のための合計特殊出生率は2.07から2.08ですから、日本の1.46などという数字は、いつ、2.00に近づくんや?という感じです。

それで、「フランスはどう少子化を克服したか」の章立てを紹介すると、
第1章:男を二週間で父親にする
第2章:子供は「お腹を痛めて」産まなくてもいい
第3章:保育園には、連絡帳も運動会もない
第4章:ベビーシッターの進化形「母親アシスタント」
第5章:3歳からは全員、学校に行く
・・・となっています。
 ここで紹介される保育環境の現状は、フランスの少子化克服の一つの方策だと思います。多分、ほかにも複合的に、たくさんのいい方向が生まれ、少子化を克服していったんだと想像します。

 そして、もし、文化や背景など違うから、これは日本に直接、当てはめられない等と、言い切る日本の少子化を考える人たちが居たとしたら、著者が、この本を書きたいと思ったきっかけの話だけでも知ってほしい。この点に関しては、洋の東西を問いません。今も昔も。

 「フランスでは、子育ては大変だと認められている」ということを著者は感じます。
≪こんなハードなこと、親だけではできるわけがない。だからまわりが手を貸そう。その考えが、親戚・ご近所・友達付き合いをはじめ、社会全体に行き渡っています。・・・・・(中略)・・・言い換えると、「親の育児能力」に対する期待が低いのです。親だけで子供を守り育てることはできないと、みなが思っている。・・・・・(中略)・・・園長先生は親御さんたちに、こんなことを話していました。「子供に一番大切なのは、やっぱり親なんです。どんないい保育園も、親の代わりはできない。親ってそれだけ大切で、大変な役目なの。だからこそ、みんなで親を助けなくちゃいけない。親が子供と幸せでいられることが、子供にとっては一番なのよ。だからみなさんも、遠慮しないでいろいろ話して下さいね!私たちは、あなたたちを助けるためにもいるんですからね」・・・≫
☆写真は、パリ エッフェル塔

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