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みんなみすべくきたすべく

この際 もう一冊

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(承前)
 イヴ・スパング・オルセンの絵本を引っ張り出したので、この際、もう1冊。
「ぬまばばさまのさけづくり」(イヴ・スパング・オルセン きむらゆりこ訳 福音館)

 イブ・スパング・オルセンは、デンマークの絵本作家で「国際アンデルセン賞」を受賞しています。(2年に一度のこの賞のイヴ・スパング・オルセンの前回1970年の受賞者は、モーリス・センダック)

≪ぬまばばさまは、かみのけが うすくて はなが とてもおおきく、はだしのあしは ごつごつで どろだらけです。 みかけは いじわるばあさんみたいですが ねは いいひとです。≫
 ぬまばばさまの家族は、「ぬまじじさま」・・・人間を見かけると通り過ぎるまで、身動きひとつしない と、「ぬまむすめ」・・・・かわいい顔をして一度も髪をとかしたことがない と、「ぬまこぞう」・・・あまりかわいくなくて、たいへんないたずらっ子  ですが、全員お日様の光が大嫌いです。

 ぬまばばさまの酒造りは、ぬまむすめもぬまこぞうも、手伝って、おしまいにはコガラスも動員して完成です。さて、作った酒を秘密の場所に隠したら、春の始まりの日まで家族はぐっすり眠ります。

 そして、春が来た夜のパーティで、お酒は空に・・
 おひさまがこわくなくなったぬまこぞうは、水たまりをふう!・・・氷が解けて、おたまじゃくしも。
ぬまむすめは枯れ枝をふう!・・・芽が出て…もう一度ふう!・・・若葉がひらき・・・
空に向かってふう!…ひばりの声がきこえ、みずとりやかわうそにふう!・・・ひなやこどもが生まれ。
ぬまじじさま、どしんと地面を踏み鳴らすと、つめたい冬もどこかへ・・・・・・(続く)
☆写真左は、「つきのぼうや」(イヴ・スパング・オルセン やまのうちきよこ訳 福音館)

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