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みんなみすべくきたすべく

ささげもの

神の道化師j
上の写真左の絵は、バーバラクーニー描く「曲芸師バーナビー」右の絵は、トミー・デ・パオラ描く「膝の上のおさな子」
 
 以前、海ねこさん(2007年12月19日→)にも書きましたが、写真の二冊の絵本は、曲芸をささげものにするというテーマが同じの絵本です。
  左の「ちいさな曲芸師バーナビー」(フランスに伝わるお話・再話・絵バーバラ・クーニー 末盛千枝子訳 すえもりブックス)の結末は、未来に続く明るいもので、右は、道化師ジョバンニの死で終わるという哀しい結末。「神の道化師」(トミ・ミー・デ・パオラ作 ゆあさふみえ訳 ほるぷ出版)
 キリスト教徒ではないので、幼子の微笑みを最後に手にしても、死んでしまったら、元も子もないやん、と思う結末は、幼い子ども向けとは思いませんが、幼子の前で生き生きと曲芸をするジョバンニの絵は楽しいものです。

≪・・・「いよいよ さいごは、”空にかがやくお日さま”と ござーい」ジョバンニはこえをはりあげました。金色の玉は、いちだんとたかく ぐるぐるまわりつづけます。それは これまでにないほど、すてきなできばえでした。ますますたかく ぐんぐんはやく、七色のにじはきらめいて みちあふれました。なんというすばらしさでしょう!・・・≫

 「神の道化師」は、アナトール・フランスの話から生まれ、「ちいさな曲芸師バーナビー」は、その奇跡の題材をクリスマスに持ってきています。
 フランスに古くから伝わる話をそれぞれの感性で表現した絵本なのですが、ボヘミアやプロヴァンスにも同じような奇跡の話があることを、たまたま、今年、読み知りました。(続く)
*「聖母と軽業師-アナトール・フランス短編集」(アナトール・フランス文 大井征訳 岩波文庫)

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