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みんなみすべくきたすべく

おみやげ という詩

ばらj
(承前)
 およそ4年前、このブログにも書いたまどみちおの「おみやげ」という詩。
 昨日の「幸せのおすそ分け」で、実感を持って思い出しました。
 
 世の中で、幸せそうな様子は、いろんな場面で見ることができます。
 が、しかし、心から「幸せです」という言葉を聞けるなんて、そんなにありません。清々しい気持ちになりました。

 にこにこして、電車に乗り、誰かに、この喜びを伝えたいと思うものの、長いメールは打てないし・・・・
 その「幸せです」という響きを、反芻しながら帰宅しました。
 そして、夜、食卓を囲むとき、開口一番、「今日、いいことあってん」
 
「おみやげ」 (まどみちお詩)
≪なんだか 足が軽いと思ったら
さっき電車の中で
知らないよその赤ちゃんが
笑いかけたのだった
わたしを見て嬉しくてたまらないように

その笑い顔を
いつのまにか 胸にかかえていて
それで 夜道の足もとを
てらすようにしながら
わたしは急いでいるのだった

父がいなくなった家で
ひっそり 待っている母に
そのおみやげを
はやく見せてあげたくて≫

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