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みんなみすべくきたすべく

ココシュカコレクション

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(承前)
 ヴェヴェイには、イエニッシュ美術館という美術館があります。
 ここは、晩年、ヴェヴェイに移り住んだココシュカの財団のものも多くあり、見ごたえのある美術館でした。
 ウィーン ベルヴェデーレ美術館では、ウィーン世紀末美術のクリムトやエゴン・シーレと並んでココシュカもありました。あの時は、エゴン・シーレに圧倒され、ココシュカの迫力も影をひそめていたくらいです。
 ココシュカのことをよくしりませんでしたが、、エゴン・シーレより強く、歪んだ線や荒々しいタッチが、ウィーン世紀末という混沌とした時期と重なり、彼らの病んだともいえる背景を見るような気がしていたのです。その後、2014年のチューリッヒ美術館展の時にも5点のココシュカが来ていました。
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 ところが、ヴェヴェイのココシュカの静かなこと。いわば、毒気がない。が、もしかしたら、このとげとげしさの取れた晩年のココシュカの作品は好きかもしれません。別人が書いたような作品を見ていると、ココシュカのそれまでの人生を知りたくなり、帰国して調べると、案の定、クリムトやエゴン・シーレに、負けずとも劣らないスキャンダラスな時代があったようでした。(続く)
☆写真は上から、ココシュカ自画像。花瓶の花。レマン湖

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