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みんなみすべくきたすべく

紙人形一家

七月本2j
(承前)
 結論から言うと、同じスロボドキン挿絵の本でも、課題図書に選ばれなかった「カルペパー一家のおはなし」(マリオン・アピントン文 ルイス・スロボドキン絵 清水真砂子訳 瑞雲舎)の方が、ずっと楽しかった。
 スロボトキン絵の小学校中学年ぐらいを対象にした一冊で、シリーズかと思えるくらい、造りは似ていますが、「さかさ町」は岩波、「カルペパー一家のおはなし」は、瑞雲舎。
 いかんせん、出版されたのが6月ですから、課題図書選定に間に合わなかったといえるし、ずれたのは、大人の事情かもしれない。片や、売り場正面に平積み。片や、大きな書店の一番上の棚で、やっと見つけ出す始末。まだ、新刊なのに・・・

紙で作られた人形一家のお話です。紙人形たちの愉快な毎日とでも言えましょう。ハンサムなお父さん、優しいお母さん、それに手がつながった4人の男の子たちと3人の女の子たち、それに、手が離れて切れてしまったアンジェリーナ。
 紙人形にもお友だちはいるし、危機一髪もあるし・・・
 
 ≪「ああ、なんて幸せなんでしょう。」カルペパー夫人はかんどうにむねをいっぱいにしていいました。「家があって、まわりもこんなにたのしくてすてきで、いい夫にめぐまれて、そのうえ、お友だちまでできた。・・・・・(中略)」・・・・「あたしたちには、ほんとになにもかもそろってる。」カルペパー夫人は、まんぞくそうにためいきをつきました。「これいじょう、ほしいものなんてなにもないわ。」≫
(続く) 
☆写真、本の左上にはさんであるのは、本の帯に「切り抜いたらアンジェリーナになるよ」「しおりになっちゃう?!」とあったので、切る抜いて「しおり」にしました。本文の中で、アンジェリーナがしおりになるところがあります。
 表紙の人形たちが、何をしているところかは、読んでみなくちゃね。
 

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