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みんなみすべくきたすべく

300年前のデザート

ブラックベリー大j
 「300年まえから伝わる とびきりおいしいデザート」 (エミリー・ジェンキンス文 ソフィー・ブラッコール絵 横山和江訳 あすなろ書房)

「ブラックベリー・フールの作り方とその歴史――そしてまたハンドミキサーと保冷の歴史」というタイトルじゃ、子どもたちの楽しめるものではなく、お菓子造り好きの人だけの絵本になってしまいます。が、「300年まえから伝わる とびきりおいしいデザート」の中身は、子どもたちが、ブラックベリー・フールという冷たいデザートが、どうやって発明され、今はどうやって作っているのかが、よくわかるものとなっています。

・・・・300年くらい前のイギリスのライムという街のお母さんと女の子から始まって、200年くらい前のアメリカのチャールストンという町の奴隷のお母さんと女の子、100年くらい前のアメリカ ボストンのお母さんと女の子、そして、インターネットで作り方を調べたアメリカ サンディエゴのお父さんと男の子、この人達とその周りの人たちが登場人物です。

とはいえ、最古のデザートの一つと言われているらしいブラックベリー・フールとは?
野生のブラックベリーを、搾った牛の乳で作ったホイップクリームに合わせたもの。

また、ハンドミキサーなどなかった300年前は、どうやってホイップクリームを作ったか?
それは、小枝を束ねたものから始まって・・・

そしてまた、冷蔵庫などなかった300年前に美味しく冷やしておくには?
それは、穴倉・・・

さてさて、ボウルに作ったブラックベリー・フールを配膳した後、ボウルの片付けは、300年前も200年前も100年前も、そして、今も、指ですくってなめる!ぺろぺろなめる!
「なんて、すてきな、あとかたづけ!」という副題はどう?(続く)

☆写真は、英国テムズ川上流のブラックベリー。ああ、この辺りで、カーディガンが棘に引っかかったんだよねぇ。本文にも本文の絵にもあります。
≪ながいスカートは、ブラックベリーのとげにひっかかりました。≫

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