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みんなみすべくきたすべく

田舎の絵

       アリンガムj
(承前)
 「英国の夢 ラファエル前派展」で、ケート・グリーナウェイの絵と並んでいたヘレン・アリンガムは、詩人のウィリアム・アリンガムの妻で、英国の田舎を中心に風景画を描き続けました。

 ウィリアム・アリンガムは「妖精の国で」(リチャード・ドイル絵 矢川澄子訳 ちくま文庫)の作者で、ロセッティやテニスンとも親交があったようですから、自ずと妻の絵画もラファエル前派集団の流れとなったようです。が、バックはそうでも、他のラファエル前派集団の画風とはちょっと違うと思うのは、素人考えというものでしょうか。

 今まで見たヘレン・アリンガムの田舎の絵は、どれも、穏やかな空気が漂い、特に主張することもありません。ラファエル前派の絵全般が、少々重苦しいのに比べ、ずいぶん、楽な気分で眺められます。それは、詩人の夫の穏やかな作風と重なるような気がします。 (→)

☆写真中央下は、ヘレン・アリンガムの絵葉書(「ピナーの田舎家」)。写真左がヘレン・アリンガムのピナーの田舎家で、右の大きな絵は、ケート・グリーンナウェイの描いたアングルの違うピナーの田舎家。この田舎家が取り壊される前に。二人はピナーに出かけそれぞれのイメージで4枚描いたとあります。ここに写るのは、その3枚。(The Art of Kate Greenaway-A Nostalgic Portrait of Childhood.(Ina Taylor :Webb & Bower

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