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英国の夢 ラファエル前派展

       ミレイ画集j
 年末、慌ただしいのに、上京する用があって、ただでは帰阪できないので(?)、渋谷BUNKAMURAザ・ミュージアムでやっていた「英国の夢 ラファエル前派展」(~2016年3月6日)に行きました。(新潟・名古屋は済んでいて、あと山口に巡回)
 リバプール国立美術館蔵のものが展示されていました。「ラファエル前派」は、ロンドンのテートブリテンや、ロイヤルアカデミーで、観ていますし、2014年には日本にも来ていました。が、リバプールは行ったことないしなぁ・・・で、行きました。

 ラファエル前派の絵は、手に入れて、部屋に飾っておきたいと思わない絵が多いのですが、それは、その中に在る暗さに起因していると思います。色合いや、人物の表情の無さ、あるいは、その絵の中に描かれている象徴的なもの、隠喩・・・。
 が、しかし、反対に、それらを読み取る作業は「物語る絵」を読む作業でもあり、興味深いことも事実。

 写真に広げた、ジョン・エヴァレット・ミレイの「春(林檎の花の咲く頃)」にしても、右隅に描かれた鎌が物語るものは、その前で寝ころぶ少女の未来を暗示しているらしい。

 また、写真に写る絵葉書の画家ウォーターハウスは、夏目漱石お気に入りの画家の一人でしたが、この絵「デカメロン」にしても、一体どの話を聞いているんだろう?と思うものの、どのお嬢さんも何となく熱が入って居ない聞き方のように見受けられます。ウォーターハウスの他のお嬢さん、いつもみんなこんな顔してるなぁ・・・人魚もニンフも・・・(続く)

☆写真に広げているのは、「ラファエル前派画集『女』」(ジャン・マーシュ 河村錠一郎訳 リブロポート) 

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