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みんなみすべくきたすべく

舟ふな

               つわぶきj
(承前)
 古筆のお稽古を続けられる秘訣(といっても月に二回、しかも夏冬その他、長期休みも何度か)
 その1は、お稽古に行くまでの時間、友人と京都の散歩ができること。
 その2は、お食事会が夏冬あって、その場で、書の先生のもう一つの姿(狂言師)が見られること。
 (はい、ちっとも、書の上達に関係ない・・・)
やまざとj
 で、今回の狂言は、夏の集まりでは途中までだった「舟ふな(ふねふな)」という出し物の続き。
 神崎の渡し舟を、太郎冠者は「ふなやい!」と呼ぶと、主人は何故「ふね」といわないのかと怒り出す。すると、太郎冠者は舟着場(ふなつきば)といい、「ふねつきば」とは言わないと言い返す。すると主人は「ふねつきば」と言い、それぞれが、古歌を持ちだすものの、太郎冠者優勢に。すると、・・・・

 この狂言は、主人と太郎冠者が兵庫県「西宮神社」に出かける話で、今西宮の近くに住んでいるし、「神崎の渡し」は、大阪の西、神崎川のことだし、太郎冠者の持ちだす古歌の一つ「ふな出してあとはいつしか遠ざかる須磨の上野に秋風ぞ吹く」の須磨は、我が実家だし、主人の謡「ほのぼのと明石の浦の朝霧に嶋隠れ行ふねおしぞ思ふ」というのは、夫の実家、明石朝霧だし・・・ ということで、この狂言は、とても親近感がわき、可笑しい演目がより楽しく、大笑いのひと時でした。(続く)

☆写真は、京都の民家前のつわぶき。下は、カブと湯葉豆腐に、ゆず白味噌あんがかかって居ます。アツアツのグラタン風。横の書は、お店のオーナー直筆の「山里は ふゆぞさみしさ まさりける 人めもくさも かれんと思へば」(古今集 冬)

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