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MOMAT

近代美術館j
(承前) さて、そのダンナと待ち合わす前に、さっさと一つ美術館に行きました。

 東京国立近代美術館に行くのは初めてでした。「特集 藤田嗣治、全所蔵作品展示。」(~2015年12月13日)を見たかったからです。
 2006年、東京や京都国立近代美術館(MOMAK)で「藤田嗣治 生誕120年」をやったときにも、何枚かの戦争画がありましたが、今回は戦後70年に当たるということで、戦争画を中心とした東京国立近代美術館の全所蔵作品を披露したようです。裸婦の絵も猫の絵も寓話絵も展示されています。

 2006年の展示の多さと流れは、圧倒的でした。フランスだけでなく、日本での画やメキシコでのものなど、あるいは、子どもを描いたものや寓話など、はたまた、その額の彫り物を見ているうちに、藤田嗣治という人がよく分からないものの、大人になっても子どもの部分を残した人だったのだろうと推測できました。

 で、今回の戦争画です。

 藤田はサインをFOUJITA と書きます。FUJITAだとフランス人には発音しにくいからだと、何かで読んだような気がします。
 が、しかし、戦争画を描く頃の初期は、まだ「FOUJITA」と書いているのに、1941年以降の戦争画には、漢字の「藤田」か「嗣治」または、「FUJITA」とあります。(少なくとも、東京近代美術館の所蔵作品)
 ここに、藤田の思いを感じ取ることができるような気がします。
 戦争という人と人とを分断する行い。
 戦争という人の行く道を阻む行い、フランスを隔てる行い。
 FOUJITAは、FUJITAという仮の姿で描き続けた?いえいえ、心底、戦争画に力を注いだ?よく、わかりません。

 今ここで、戦後70年と安保法案、今このとき、フランスが戦争状態と言い、等、など、など、など、そして、今この瞬間にも、空爆されている・・・・・・・・・心乱れることが多い昨今、皇居そばのMOMAT(東京国立近代美術館)では、藤田嗣治の戦争画14枚が静かに、そこに在りました。

☆写真は、東京国立近代美術館 

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