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みんなみすべくきたすべく

相手を尊敬し、立てる言葉

               ゴリラj
昨日の続きです
 近々書き続けるつもりですが、堀口大學の著書や周辺について深みにはまったまま、秋も終盤。
 で、「日本の鶯ー堀口大學聞書き」(関容子著 岩波現代文庫)の文庫版あとがきに、こんな言葉があって、なるほどと思ったので、書き残します。
 
 聞書きを進める関容子は、折に触れ、堀口大學に叱咤激励されながら、言葉について学んでいきます。
 ≪・・・・本当の敬語というのは、「お」をつけたり「いらっしゃる」などよりも、相手を尊敬し、立てる言葉を探すことなのだ。と学びました。≫
 ああ、なんて難しい。それが「品格」ということに通じるのでしょう。
 
 また、この本の解説は丸谷才一なのですが、ここでも、堀口大學のことをこう書いています。
≪・・・彼の詩がエロスを歌ふとなるといささかの遠慮もなく、奔放を極めるのに、実生活における彼が礼譲のかたまりのやうな生き方をしてゐるのは、文壇風俗とはなはだしく対立していた。・・・・・≫
*「礼譲」:礼儀正しくへりくだった態度をとること。

☆写真上は、詩人 草野心平の描いた「ある肖像」です。(「画家の詩、詩人の絵」青幻舎)
画家の詩、詩人の絵」展で気にいった作品の一つです。「グリーンノウのおきゃくさま」*の誇り高きゴリラのハンノーを思い出します。
*まぼろしの子どもたち」(ルーシー・ボストン・文 瀬田貞二・訳 堀内誠一・絵 偕成社文庫)
*(「グリーン・ノウの子どもたち」亀井俊介・訳 ピーター・ボストン・絵 評論社)
☆写真下は、平塚市美術館内。
        ひらつかmj

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