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みんなみすべくきたすべく

夢想するのは、はかないわざさ。

雲の上j
ランボオ「渇きのコメディ Ⅳ あわれなものおもい」
≪北の国へでもいってみようか。それとも葡萄の実たわわな南の国か。――ああ、夢想するのは、はかないわざさ。≫(金子光晴訳 角川文庫)

(承前)
 スイスに行こうと決めると、山に行くのか、湖に行くのか迷います。まさしく、「北の国」か「南の国」か。

 空まで届く美しい山々は、見る者の襟を正します。身が引き締まる思い。が、その大きさがゆえに、懐も深い。
 静かな湖面は、見る者の心を和ませます。心が解放されます。
・・・・ということで、どちらもあきらめられない・・・

 が、少しわかったことがあります。
 一つは、「そこに山があるから登る」という気持ち、です。
 「かかってこい!」と挑発するかのように山がそびえ立っていますから、危険を承知で挑むのでしょう。軟弱なトレッキングしかしない者でも、気分は同じです。磁石のようにひきつける力をアルプスは持っていると思います。

 もう一つ気付いたことがあります。
 個人的に、湖や水辺に惹かれるのは、生まれ育った環境が、瀬戸内海の穏やかな海のそばだったからではないかと。
 電車に乗ると、須磨辺りから延々と見える瀬戸内海。
 遠くに大阪湾の南岸が見え、穏やかな日はさながら湖のようなのです。
 そして、葡萄こそ作っていないものの、多くの日々が気候温暖。(続く)

☆写真上は、ニーダーホルン ケーブルカーからニーセン山を望む。写真下はレマン湖畔の葡萄。いずれ、ホワイトワインに。 
       葡萄j
      

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