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みんなみすべくきたすべく

南蛮美術館

ザビエルj
(承前)
 ボヘミアングラス展の会場を出ると、企画展室につながっていました。
「南蛮美術企画展 美術セレクション animal編ー聖フランシスコ・ザヴィエル像公開とともにー」(~8月30日)が開催されていました。

 実は、この小さな展示の方が、チェコから来ていたボヘミアングラスより楽しめました。
 というのは、江戸期を中心に展示された作品は、動物に関わる絵とはいえ、空想で描いたライオンや、目が大きすぎる虎、洋画風に描かれた馬や象の姿は、なかなか面白い。願わくば、北斎のお茶目な「雪中虎図」や「月見る虎図」があったら、もっと、面白かったのに・・・
 また、それぞれのキャプションも、子どもの見学も意識した平易な表現で、楽しいものでした。

 完成度の高い作品が多いとは言えませんが、これらが、博物館の展示であることを考えると、たくさんの人が、その作品の背景やつながりを知るには、敷居の低い取り組みだと思いました。
 通の好みや学究、評判がいいからいいなどという鑑賞の枠にしばられない自由な鑑賞こそ、広い視野に立って芸術を鑑賞できる人を育てるものだと考えました。もちろん、いいものを見ることがいい目を育てるとはいえ、敷居が跨げないようでは、始まりませんからね。
 
 最近では、夏休みの課題に美術館や博物館に行くとこを課すことがあるようですが、まずは、楽しい、まずは、面白い、から、子どもたちを誘ってほしいものです。本当は、課題で行くのでなく、もっと日常にあればいいのに・・・と思います。

・・・そうそう、教科書でおなじみの「聖フランシスコ・ザヴィエル像」の絵は、ホールに飾られ、教科書をぼんやり見ていたのではわからなかった、絵の下に描かれた書にも気づきました。この絵は、年間公開日数が決まっているらしく、この企画展にコラボしたようです。
 当時、確か、教科書のキャプションに神戸南蛮美術館所蔵と書かれていて、神戸の学生としては嬉しかったのを覚えています。(今は、神戸市立博物館蔵です。)

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