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エドワード・アーディゾーニ展

らいおんj
 先日書き綴ったのは「エドワード・アーディゾーニ 若き日の自伝」(阿部公子訳 こぐま社)と、「ライラックの枝のクロウタドリ」(ジェイムズ・リーブズ詩 エドワード・アーディゾーニ絵 間崎ルリ子訳 こぐま社)でしたが、これらの出版を記念して、幾つかの講演会などと「アーディゾーニ展―英国イラストレーションの伝統―」が、東京銀座の教文館9Fウェインライトホールで開かれています。(~2015年7月13日)(すでに、熱い鑑賞記は、沼辺信一さんのブログに書かれています。)

 出版記念の講演会の一つに参加したいものだと、申し込み開始日翌日に電話をしたものの、すでに満席・・・なので、展示の方も無理かと、上京自体を諦めかけていたものの、【アーディゾーニ作品の世界的なコレクターとなった佐藤英和氏(こぐま社創業者・現相談役)の蔵書を初公開】という案内には抗せず、行ってきました。

 昨年の「島多代の本棚から 絵本は子どもたちへの伝言」展も、島氏のコレクションを楽しませてもらいましたが、今回は、佐藤氏のアーディーゾーニ・コレクションでした。それも、すごい数!コレクターの熱意と迫力が伝わってきます。

 展示作品には、おなじみの子たちや大人たちが並んでいて、長田弘が言ったように「懐かしさ」でいっぱいになりました。
 どの子も知ってる子のような気がするし、おじさんやおばさんたちも見たことある様な気がする。部屋の設えや森の中までも懐かしい。

 と、帰宅して、「チムとゆうかんなせんちょうさん」シリーズを出し、眺めていたら、娘が参入。チムより、ジンジャーが懐かしいと、言うのです。
 「『チムふねをすくう』で、ジンジャーが『ねずみはえいようがあるんだぞ』というところの乗組員(ボースン)の目が、でかすぎたの覚えてる。懐かしいわぁ。」というので、改めて見たら、表紙に同じシーンが書いてあるものの、その絵の「目は」ごく普通なのに、本体の絵は、確かに、でかい目!しかもジンジャーもふくれっ面!そういえば、よく彼女も、こんな顔してましたねぇ。・・・懐かしい。

*「チムとゆうかんなせんちょうさん」シリーズは、一時期全11冊福音館から出ていたのですが、今は品切れの巻もあり、今回5冊が復刊されました。「チムとルーシーとかいぞく」「チム、ジンジャーをたすける」「チムとシャーロット」「チムききいっぱつ」「チムひとりぼっち」(なかがわちひろ訳 福音館)
 ただし、我が家のシリーズは、福音館あり、偕成社あり、瑞木書房ありで、ここに書いた「チムふねをすくう」は渡辺茂男訳 瑞木書房のものです。それは今「チム もうひとつのものがたりーコックのジンジャー」というタイトルになっています。(なかがわちひろ訳 福音館)

☆写真向うは、「アーディゾーニの原画展―英国イラストレーションの伝統―」で買ってきた「ムギと王さま」(ファージョン作 石井桃子訳 岩波)の絵葉書。
 手前は“The Lion That Flew”by James Reeves illustlated by Edward Ardizzone Chatto社、子どもたちを乗せベネチアから飛んできたライオンが、ロンドン ナショナルギャラリー前のライオンの横に着きました。すると、向うから「どろぼう!」のシーンです。このお話、ずーっとずーっと前、訳して、こぐま社に送ったけど、なしのつぶて。却下は仕方ないけど、当時は高かったカラーコピーくらい返してほしかったなぁ。

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