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ベルト・モリゾとカミーユ・クローデル

        まねj
 映画「画家モリゾ、マネの描いた美女 名画に隠された秘密」を見ました。

 パリ マルモッタン美術館で、ベルト・モリゾ(1841-1895)をたくさん観てから、彼女の押しつけがましくない優しい絵に惹かれています。
 そんな彼女自身の生き方が知りたくて、映画を観に行きました。

 女性の職業画家が多いとは思えない時代に、あるいは、女性の生き方が今よりもっと制約のある時代に、どう画家として作品を残したのかに興味があったのです。

 少しだけ、時期はズレるものの、同じパリでは、カミ―ユ・クローデル(1864-1943)も居ましたからね。カミーユの時に、思ったことは、2012年秋( )( →)( →)()に書き綴りました。カミーユが悲惨な方向に向かっていくのに、モリゾは暖かい絵を書き続けたという違いも気になりました。
 カミーユが、ロダンと師弟関係にあり、苦しみ抜いたのに比べ、映画では、モリゾは、師弟関係(のような関係)にあるマネとの感情に苦しむものの、結局は、マネの弟と結婚、娘をもうけ、幸福な結婚生活を送ったところが、画風に出るのでしょうか。

 映画の中では、モリゾの「ゆりかご」(オルセー美術館所蔵)も出てきます。その絵をきっかけに彼女は認められていく設定でしたが、この絵のことを拙ブログ(2014年8月10日)で≪子どもをやさしく見守っているようにも見えますが、心の中には、少々、うつろな部分を抱えていそうな表情です。≫と、書きました。そのモデルとなったお姉さんのうつろな部分について、映画の中で、ちゃんと説明してくれているので、胸のつかえが下りたような気分です。
☆写真は、オルセー美術館日本語案内に掲載されたマネが描いた、ベルト・モリゾの二枚。左「紫の花を持ったベルト・モリゾ」右「バルコニー」座っているのがベルト・モリゾ。

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