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みんなみすべくきたすべく

蒔絵の小箱

          こばこj
 京都 清水三年坂美術館で、またまた超絶技巧展をやっています。「蒔絵の小箱展」です。(~2015年8月16日)
 これまで観た並河靖之の七宝も凄かったし、明治の刺繍絵画も凄かった、京薩摩もねぇ。
 というわけで、今回は「蒔絵の小箱」。小さくてかわいい。入れるものがなくても、つい集めたくなる小箱好き女子にはたまりません。

 以前と違うのは、保証料(5000円)か、身分証明書自体を預けるものの、200円で単眼鏡(ギャラリー・スコープ)を借りられることでした。そうだよねぇ、肉眼ではよほどの眼力でないと判別できないのです。
 その機器のおかげで、よーく見えました。
 本当に凄いのです。…としか表現できないのが残念ですが、ともかく、信じられない細かさで美しいものが作られています。
 昔からの小箱好き女子が大事にしていたのでしょう。保存状態も良く、「わあ、きれい」「わぁ、きれい」の連呼で、鑑賞し終えました。モダーンなデザインの紅葉柄と黒字に菊模様の小箱が特に印象的でした。が、どれも作者が無銘。

 清水三年坂美術館HPには、≪蒔絵は日本独自に発展した漆器の装飾技法で、幕末・明治期にその技は極致に達した。鎖国の開けた19世紀には、西洋人たちをも魅了し、おびただしい数の蒔絵の小品が海を渡っていった。≫とあります。
 信じられらない労力をかけた工芸品と呼ばれた作品たちが、海外でより評価され、大切にされたのがわかるものの、やっぱり、国内でもっとしっかり伝承してきたらよかったのに・・・と悔やまれます。
 ただね、現代でも職人たちは、その労力と技術を評価されてないことが多い・・・と、身近な家族を見ていて思います。

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