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みんなみすべくきたすべく

イタリアののぞきめがね

おりーぶj
(承前)
 実は、今日のオリーブの写真も散歩で見つけたオリーブの木です。ご近所には、庭木や玄関前の鉢植えにオリーブを植えてらっしゃるおうちが、少なくないのですが、この塀越しに見つけたオリーブの木には、たわわになっていました。12月初めの散歩です。

 で、ファージョンの「イタリアののぞきめがね」のなかの「オレンジとレモン」。
 白の王子の家来ペッペは、鳥のように口笛を吹く人で、いつもオリーブの木の上にいます。
 そして、このペッペもトカゲも、じつは、「オレンジとレモン」の前の章「ブリジエットのイタリアの家」で、お話の伏線として出てきています。白の王子でさえも。
以下は、「ブリジエットのイタリアの家」の章。
≪わたしたちは、オリーブ農園の門にはいりました。オレンジやレモンの木が植わっていて、まるで王子さまのご殿のように見える、農園主の真っ白い家を通りすぎて、坂道をオリーブ畑までおりていきました。オリーブの木の上には、男たちが座って、鳥のようにうたったり、口笛をふいたりしていました。≫ 
 リアルなものがファンタジックなものに変身する楽しさ、です。

 「イタリアののぞきめがね」の前の章で、何気なく登場したものが、次の章では、主役であったり、重要な役回りであったりしながら、イタリアの空気を伝えていきます。
 ん?前の話のあれじゃないの?次の話ではどうなっているんだろう?を楽しみにページを繰って行くのです。(続く)
*「イタリアののぞきめがね」(エリナー・ファージョン文石井桃子訳エドワード・アーディゾーニ絵 岩波)

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