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明るいムンク

             玄関ガラスj
(承前)
 出光美術館には、ルオーとムンクを展示する小さな部屋があります。
 以前、この美術館で「ムンク展」を開催した縁だとかで、ノルウェーのオスロ「ムンク美術館」から、毎年、三点貸し出されているようです。ムンク(1863~1944)の作品の中でも明るく親しみやすい画風の時代(1909~15)のムンクを選んでいるらしく、有名な「叫び」だとか「マドンナ」だとか「思春期」だとか深い暗さを持つ作品しかないのかと思いがちの固定観念を払拭してくれます。

 ムンクといえば「叫び」とつながってしまうように、実際、病んだ時期もあったようですが、出光の3作品を見る限り、別の画家のようです。2015年8月まで出光にあるのは、「クラーゲルーの庭」「子供とアヒル」「犬小屋にて」の3枚です。個人的には「犬小屋にて」という絵が、今までのムンク観を覆すような温かさの感じられる絵だと思いました。
 確かに、パリ ロダン美術館にあった「考える人」の絵も、「叫び」とはずいぶん違うなぁと思い、写真に撮ったのを思い出します。

☆写真は、出光美術館ともムンクとも関係ない東京都庭園美術館旧館玄関 ラリックのガラス 「翼を広げる女性像」(撮影:&Co.I)
 

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