FC2ブログ
 

みんなみすべくきたすべく

クリスマスの森

              くるみわりがーらんとj
(承前)
 「くるみわり人形」で、大事なのは、あの甘い甘い、あまーい世界です。
 氷砂糖の牧場→アーモンド・干しぶどう門→麦芽糖の張り出し回廊→クッキーの道→
 クリスマスの森≪…あまいあまい香り…オレンジの香りがそよ風に乗って流れると、喜びの音楽を奏でるように、枝や葉っぱが揺らいで、金箔がカランカランと音をたてました。そして、それに合わせて、チカチカと輝く光の粒が、とびはねたり、おどったりしました。≫
→オレンジ川→レモネード川(アーモンド・ミルク湖にそそぐ)→ハチミツクッキーの村のハチミツ川(ハチミツクッキーの魚・家の壁はレモンの皮のさとう漬け・アーモンドをはり付けたように、色とりどりに飾ってありました。)→キャンデーの町(チョコレートで砦で築いている途上)→バラの香り(バラの湖・金の首輪をした銀白鳥・ダイヤモンドの魚)→コンポートの里→マコロンとさとう漬けの果物だけでできている門
→お菓子の都→編み目細工のさとうでできた家々・さとうをまぶしたバウムクーヘン・のオベリスク・ジンジャーエールやレモネードなどジュースの噴水・クリームの池→マジパン城・クローブの茎の松明→乳鉢で氷砂糖をトントン・カリカリ・・・
 
 こんなにも甘いものが続きます。
 香りもオレンジやバラ、キラキラ輝くものも多数、そして、楽の音が続くというこの「人形の国」と「都」という二つの章は、五感に訴え、普遍的な喜びがあるからこそ、バレエ組曲もできたのだと思います。

 それに、ハチミツクッキーの村の人が「みんな歯が痛くて困っている」なんて、わかりやすくていいじゃないですか。
 一番興味あるのは、マコロンと砂糖漬けの果物だけている門。あまーい。
*「くるみわり人形」(E.T.A.ホフマン ラルフ・マンハイム英語訳 渡辺茂男日本語訳 イラストレーション モーリス・センダック ほるぷ出版)
*「クルミわりとネズミの王さま」(ホフマン作 上田真而子訳 岩波少年文庫)

PageTop