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ゆうぐれ

        夕暮j
(承前)
 シャガールや「やぎと少年」のシンガー(ノーベル文学賞作家)やセンダックのように、ユリ・シュルヴィッツというアメリカの絵本作家もユダヤ系の人だと思います。この人も、紹介したい絵本が多いのですが、今日のところは、今年、翻訳出版された「ゆうぐれ」 
 「ゆうぐれ(Dusk)」というタイトルではありますが、ちょうど12月頃、今頃の夕暮れの話です。

 大きな川まで散歩に行った男の子とおじいさん。沈んでゆく夕日を見て、街に戻ります。街の明かりが次々、灯り始め、光の世界が広がって・・・
 クリススシーズンだとは、一言も書いていませんが、街の飾りつけは、ツリーでありサンタさんであり、また、ウィンドーはきらめき・・・と、街に住む子どもたちが街で経験する、クリスマスシーズンのわくわく感が描かれています。 

 クリスマスというキリスト教祭事の広まりを、宗教が違うからと、受け入れないのではなく、子どもたちにとっては、心ときめくシーズンであるということを受け入れた結果、クリスマスというタイトルを付けることなく、また、クリスマスという言葉を使うことのない絵本が生まれたのだと思います。

 この男の子は、もう一冊の美しい絵本「ゆき」でも登場し、おなじみのキャラクターです。そして、「わーい」というところは、「ゆき」でも「光きらめく街」でも同じです。きれいで、きれいで、嬉しくってたまらない。子どもが「わーい」と喜ぶ声、これは、大人への大きな贈り物。

*「ゆうぐれ」(ユリ・シュルヴィッツ さくまゆみこ訳 あすなろ書房)
*「ゆき」(ユリ・シュルヴィッツ さくまゆみこ訳 あすなろ書房)
☆写真は、スイス ニヨン夕暮れ。

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