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みんなみすべくきたすべく

絵にも描けない美しさ

           レマン湖PCJ
(承前)
 「ホドラー展」に何枚かあったレマン湖の絵は、スイス レマン湖に思い入れの深い母娘には、なんだか違う湖のようで、納得いかない気持ちでした。
 レマン湖に行ったとき、レマン湖は絵にも描けない美しさで、我々を迎えてくれました。だから、抽象化されたレマン湖の絵に心が動かなかったのかもしれません。

 とはいえ、この「ホドラー展」を開催している国立西洋美術館館長が新聞に寄せた文には、こんな風に書かれておりました。≪・・・8月の終わりにジュネーヴからチューリッヒに列車で移動する機会があった。現在勤務する国立西洋美術館で、間もなくフェルディナント・ホドラーというスイス人画家の展覧会が始まる予定であったことは認識していたが、レマン湖のほとりを朝移動していて、車窓からまさに彼が描いたそのまんまの景色を見ることになるとは、予想していなかった。湖の向こう側に柔らかい青の山並みがゆったり続き、宣伝のチラシに載っている湖と雲を浮かべた薄青色の景色が突然目の前に現れたのである。  詳細に比較すれば、細部や色彩が多少違っていたかもしれないが、チラシの風景画の印象があまりに強かったので、完全に絵を通して風景を見るという経験をした。…≫(日経2014・11・29夕刊「自然が芸術を模倣する」)
 ふーん。チラシねぇ・・・(続く)

☆写真手前の絵葉書は「白鳥のいるレマン湖とモンブラン」です。ホドラー最晩年の作品で、窓から見た風景を描いたようです。画面の写真も同じくレマン湖。時刻は同じ頃だと思います。夜が明け染める。
            

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