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みんなみすべくきたすべく

ベッドに贈られた詩

       カードj
(承前)
 ケルムスコットマナーの建物の中には、たくさんの刺繍や絵画が飾られています。
 中でも、ウィリアム・モリスの寝室の天蓋付ベッドの天蓋飾りは、ウィリアム・モリスの詩が娘のメイ・モリスによってデザインされ、刺繍されたものです。
≪丘陵に 風が吹き
 草地や丘を 巡る
 夜は 寒く
 テムズの流れは 冷たい
 されど
 優しく 愛しい
 この 古い家
 厳しい冬の ただ中も
 心の中は 暖かい。

 安らぎ、休み、休息する。
 ・・・・・・・・・(中略)・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 よきにつけ あしきにつけ
 一番なのは 休息すること。≫(拙訳)
 
 こんな詩をもらって幸せなベッドだこと。
 ただ、この詩がウィリアム・モリスによって、1891年に書かれたこと、ダンテ・ガブリエル・ロセッティが、1874年に出て行ったことを考えると、長い夫婦生活、いろいろあるんですね。
 (写真右下に写るのは、ケルムスコットマナーの案内書裏表紙ですが、そのKey Datesには、こう書いてあります。1874 Rossetti departs ,never to return)

☆写真上の右端に写る「ヤナギの枝 Willow Bough」パターンは、1997年京都近代美術館での「ウィリアム・モリス展」の図録を広げたところ、写真左が、ケルムスコットマナーのお土産屋さんで買ったカードで上記の詩が全部書かれています。
 右が案内書の裏表紙で、1904年に描かれたMarie Spartali Stillmanの「ケルムスコットの裏庭」という絵。(まだ、下の写真のようにツタが家に絡まっていません)部屋に飾ってありました。この女性画家は、バーン=ジョーンズやロセッティなどのモデルも務め、とても綺麗な人だったようです。 詩人、ウィリアム・アリンガムの奥さんの「ヘレン・アリンガムの絵ですか?」と間違えて聞いてしまいました。似てる・・・
 写真下は、ケルムスコットマナーの裏庭です。
  ケルムスコットマナー裏j

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