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オルセー美術館展で コートールド美術館を思い出す

コートールドj
 (承前)
 「オルセー美術館展」には、ドガも何枚か来ていました。
 「バレエ」関連作品の数々のうち、今回来ていた「バレエの舞台稽古」を見ていると、パリ オルセー美術館は他にもあったなぁと思い出し、果ては、ロンドン  コートールドにあったドガの彫塑作品を思い出しました。

初めて、ロンドン コートールド美術館に行ったとき、何に衝撃を受けたかというと、ドガの彫塑の数々でした。ドガのバレエに関する絵は、何らかの形で目にしたことがありましたが、こんなに躍動感のある立体――小さい、しかも美しい――を造っていたのは知らなかったので、新鮮な驚きでした。
 ドガの、その小さな立体群は、もしかしたら、夜な夜な、美術館が寝静まった後、踊っているのではないかと思わせるほど、生き生きとしていました。展示の仕方も、こじんまりとしていたので、その部屋は、彼女たちの練習場のようにも思えたのです。
(今、WEBでコートールド美術館のドガのレクチャー動画を見ると、踊り子たちがガラスケースに入っているのが見えますから、これじゃ、踊りまわれないかも?と思うものの、当時は、ガラスケースに入っていなかったはずという勝手な思い込みのままにしておきます。)

 目の病気が進んだ、晩年のドガの残した彫塑作品、あの小さな踊り子たちは、コートールド美術館の小さな会場にこそ似合っていたと思います。コートールド美術館にあったドガの絵画「二人の踊り子」も、立体の踊り子たちと一緒に、一層華やかに見えましたから。(続く)

☆写真は、ロンドン コートールド美術館とその中庭。夏になると、中庭には噴水が出ます。
 

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