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みんなみすべくきたすべく

ペニーさんと動物家族(2)

だいかんらんしゃjj
 (承前)
 絵本「ペニーさん」はマリー・ホール・エッツ(1893~1984)のデビュー作で、1935年のもの、「ペニーさんと動物家族」は1956年。そして、この度、翻訳出版された「ペニーさんのサーカス」は、1961年。ということで、25年以上の歳月を経たシリーズだということがわかります。前者二冊と最後一冊の画が、違う様式になっているとはいえ、おなじみの動物たちの個性の描きわけが同じなので、違和感なく三冊目を楽しめました。ただ、最後の一冊には、繊細な部分の描き込みこそあれ、前者二冊の大胆な動きと、ユーモアが減っていたようにも思います。

 三冊の中でそれぞれ一番好きなのは、先日使った家族写真の絵三様ですが、「ペニーさんと動物家族」の見返し部分にも使われている、動物たちが観覧車に乗る絵も好みの一枚です。
 観覧車を半分に切った大胆な構図もさることながら、動物たちの表情が愉快です。高いところなので、少々不安げに、バーを持つ手が真剣なのが可笑しい。
 こんな人間味あふれるペニーさんと動物家族、子どもたちに是非、出逢ってほしいです。
 文字数の多いのが苦手な子どもや母親・大人に敬遠されることなく。(続く)

*「ペニーさん」(マリー・ホール・エッツ 松岡享子訳 徳間書店)
*「ペニーさん動物家族」(マリー・ホール・エッツ 松岡享子訳 徳間書店)
*「ペニーさんのサーカス」(マリー・ホール・エッツ 松岡享子訳 徳間書店)

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