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石井桃子についての本三冊、その後(1の1)

         呼吸根j
「マイ・アントニーア」 (ウィラ・キャザー 佐藤宏子訳 みすず書房)
  「石井桃子のことば」で知ったウィラ・キャザーという女流作家のこと。また、「東京子ども図書館」に寄せられていた佐藤宏子文の「石井桃子とウィラ・キャザー」から、図書館で、ウィラ・キャザー「マイ・アントニーア」(佐藤宏子訳)と、「私の不倶戴天の敵」の2冊を借りました。特に選んだわけではなく、近所の図書館には、この2冊しか所蔵していなかったからです。

 まず、「マイ・アントニーア」
 NYで法律顧問をしているジム・バーデンが、子ども時代、少年期、青年期と回想する中で、身近に居たボヘミア移民の女の子アントニーアの存在、あるいは、身近にいた移民たち、故郷そしてアメリカ西部開拓時代を語る話です。
 
 まだまだ、アメリカが貧しくて、まだまだ移民たちがそれぞれの民族色を色濃く持っていた頃の、ほろ苦い少年少女時代と、青年期、そして、中年になった今、という設定なのですが、中心になるボヘミア移民のアントニーアのたくましい生き方は、読んでいて、ボヘミア、つまり、チェコ西部辺りのヨーロッパの女性、肌の色の黒くない女性を思い浮かべることができませんでした。最後まで、私の乏しい想像力は、ネィティブアメリカンのような、大地に太めの足をどっかりとつけ、日焼けした女性、アントニーアでした。(続く)

☆写真は、東京 小石川植物園の北アメリカ原産落葉針葉高木のラクウショウという木の呼吸根。別名ヌマスギ。なんだか、不思議な光景でしょう。ムーミンの世界に近いような。

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