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ヴァロットン展

バロットン展j
 パリ オルセー美術館で、ヴァロットンの「ボール」という絵(上記写真)が印象に残っていて、他の作品も見たくて行きました。世界巡回の一環で、今回、その作品をまとめて見れるという触れ込みでした。
 なにしろ、オルセー美術館は、ほとんど無限のように見える所蔵展示なものですから、なかなか個々の作品の全貌を見るわけにはいきません。

 この「ボール」と言う絵を初めてみたとき、日本画のような空気を感じました。それと、夏の日差しと静けさ。
 その絵の解説を見ると、二枚の写真による構成だと紹介されていました。また、その陰影や子どもと奥の女性など、さまざまな対比の解釈が紹介されていました。そんなに深い意味も考えずに、単に、大量のオルセーの画の中で、この絵の前に立った時、ほっとしたのを覚えています。初見だったのですが、懐かしい・・・

 それで、今回のヴァロットン展(~2014年9月23日・東京三菱一号館美術館)に行くと、どうも私の思っていた感じじゃなく、何か、醒めた視点の絵が多いのに気付きました。画家本人の個人的な問題もあったようですが、重い・・・

 ところが、木版画の数々を見ると、一気に重い気持ちが軽やかに。
 そのタイトルの付け方はお洒落だし、一個一個の人達に表情がある・・・
 それらは、もともとこの東京三菱一号館所蔵のもので、今回はまとめて展示という運びらしいのですが、個人的には、ヴァロットンは、版画の方が好きかな?

 するうち、思わず、「ああ、これ!これってヴァロットンだったのぉ!」と、声に出してしまいました。(続く)
☆写真は、東京三菱一号館美術館中庭。

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