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みんなみすべくきたすべく

梅雨葵

           たちあおいj
 表紙に広重の「名所江戸百景 おおはしあたけの夕立」を使った 『雨のことば辞典』 (講談社学術文庫)の裏表紙キャプションには、≪四季のうつろいとともに、様相が千変万化する雨。そのさまざまな姿をとらえ、日本語には陰翳深く美しい言葉が数多くある。・・・≫
 そんなにたくさん『雨』の言葉があるの?と半信半疑だったものの、ほんと、知らなかった言葉の多いこと。
 
 さて、その中で、「梅雨葵(つゆあおい)」
≪タチアオイの別名。・・・・・梅雨入り、梅雨明けがわからないときは、「花葵(ハナアオイ、タチアオイの別名)の花咲きそむるを入梅とし、だんだん褾(すえ)の方に咲き終るを梅雨のあくるとするべし」・・・≫
 
 なるほどぉ。そういえば、散歩途中のタチアオイもそうだけど、まだ花が褾(すえ)の方ではなく、真ん中辺りなので、当然のことながら、まだまだまーだ梅雨なんか明けない。そうだったのか・・・

 いや待てよ。写真に写る英国のヘミングフォードアボット村の庭先で白く咲いているタチアオイ。梅雨のない英国で、そのとき(2011年6月下旬)、真ん中辺りに咲いているところをみると、梅雨に関係なく、タチアオイは6月の花?

 他にも面白い言葉がありました。
「空に三つ廊下」
≪雨が降るのか、晴れるのか、曇りだけなのか、はっきりしない空模様を、空に『降ろうか』『照ろうか』『雲ろうか』の三つの「廊下(ろうか)」があるとしゃれた言葉≫
*「雨のことば辞典」(倉嶋厚・原田稔編著 講談社学術文庫)

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