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石井桃子についての本三冊 (その1)

表紙と見返しj
 日本の子どもの本への石井桃子の業績は計り知れません。
ここでも何度か紹介した河出書房新社の「石井桃子著作集」だけでなく、最近(2014年)、石井桃子に関する本が出ました。
 今、知っているのは、3冊です。

 まず、手に取りやすいという意味では、新潮社とんぼの本「石井桃子のことば」があります。
 石井桃子全著作表紙がカラーで掲載さていて、ただ、文字が並ぶリストよりずっと、親近感が増します。ああ、こんな本もこんな本も・・・今まで、私も、うちの子どもたちも、いえいえ、日本の多くの子どもたちが、石井桃子のおかげで、出会った本の数々、そして、楽しい時間。
 加えて、石井桃子のエッセイや、選ばれた言葉だけでなく、ご自身が読みこなした何冊かの本の写真や近しい人達の言葉。石井桃子氏の周りの空気も伝わってきます。もちろん、その百年余の生涯をたどる写真など。

 心に留めておきたい言葉は数々あれど、第一章のこの言葉は、拙ブログで紹介する二冊目の本につながるかも・・・
≪私がいままで物を書いてきた動機は、じつにおどろくほどかんたん、素朴である。私は、何度も何度も心の中にくり返され、なかなか消えないものを書いた。おもしろくて何度も何度も読んで、人に聞かせて、いっしょに喜んだものを翻訳した。≫(児童文学雑感『読書春秋』1952)

 ただ、追悼文集の意味合いも感じられるこの本、岩波が作ったものではないのは、なにゆえ?足を向けては寝られないはずですが、以後、出版予定でもあるのでしょうか・・・
(「石井桃子についての本三冊 その2」に続く)
*「石井桃子のことば」(中川李枝子 松居直 松岡享子 若菜晃子ほか 新潮社)
☆写真は、左「石井桃子のことば」の表紙。右「石井桃子のことば」の巻末見返し部分。

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