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みんなみすべくきたすべく

浮世絵美人帖

         笹紅j
 近すぎて、いつでも行けると思っていたらもうすぐ終了するやん、「やまとなでしこ―浮世絵美人帖」。(2014年3月30日~6月15日:芦屋市立美術博物館)
 大正時代に商社員だった方の所蔵浮世絵のうち約120点の美人画を前期後期で展示とありました。
 北斎の名前は大々的に載るものの、かなりの古書状態の北斎漫画がガラスケースにあるのみなのが、残念。

 とはいうものの、歌川國芳・豊國・広重などなど、刷り状態のいいものが並んでいました。
 なにより、すいているので、ゆっくり鑑賞というより、ゆっくり浮世絵のお勉強ができました。
 美人画ですから、みなさんのお着物や髪飾りなど、みな美しい。それに合わせて季節の花々も美しい。
 蛍狩りや、屋形船、風が吹いた等など、女の人達の当時の風俗がよくわかります。
 また、江戸と上方では女の人の髪型も異なるようで、素人目には、江戸の方が、すらっと美人。
 
 先日の歌麿の「深川の雪」の時にも描かれていた下唇を緑色に着色している絵が、この展示にもありました。それは「笹紅」のことで、紅を塗り重ねることによって、緑っぽく(玉虫色っぽく)なるようなのですが、高級な紅の節約のため、墨を下地に塗り、紅を塗り重ね暗い紅色にした、とありました。
 今度は、着物の柄に特化した浮世絵美人帖を見たいと思いました。(続く)

☆写真上部は、箱根岡田美術館 歌麿「深川の雪」の図録。下唇が緑なのが見えますか?写真左下は、「やまとなでしこ―浮世絵美人帖」の絵葉書。(歌川國芳「時世花鳥風月 風」)。

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