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絵本は子どもたちへの伝言

モンヴェルj
 銀座教文館児童書部門ナルニア国は、いつ行っても、こんな都心にこんなに広くて明るい場所が・・・と、まずは、そこに感心します。

 その教文館9Fウェインライトホールで、「島多代の本棚から 絵本は子どもたちへの伝言」展が開催されていたので(~2014年5月27日)行ってきました。
 展示品されている何冊かは、当時のものや復刊や新版、翻訳などで、持っているものの、もちろん、このコレクションの足元にも及びませんから、実際に展示されている絵本を、手にとってめくってみたい衝動にかられました。絵本は、めくってこそ、絵本。
  
 確かに、展示の絵本自体が古くて、入場者が手にとって、めくって行くわけにはいかないのはわかります。それに、個人の小さな展示会ということで、仕方がないこととはいえ、現在一部、美術館で体験できるようなデジタル映像で、タブレットのページをめくっていくことができると、なお楽しいかと思うのです。質感は伝わらなくても、「順にページをあけてゆきさえすれば、絵でお話がわかるからね。」と、リリアン・スミスの「児童文学論」で引用された言葉を思い出します。
 
 展示用に選ばれた絵本137冊は、絵本前史から始まり、ジャポニズムにも少し触れ、イギリスやロシアやチェコ、アメリカの絵本などが並んでいました。
 そして、個人的には、以前、イギリスの絵本に端を発し、ヨーロッパ、そして、ロシアの絵本を調べ、自分なりに少しまとめたことがあって、それを復習している様な気もちでいました。それにまた、東京に行く前に、この展示のカタログを取り寄せてくださった方が居て、予習もしていたので、ずいぶん、ためになった会だと満足していたら、同行していた娘がいいました。
「やっぱり、絵本はいいわぁ。この会が、今回4つ見た中で一番いいかも」(続く) 
(今回の上京で、4つの展覧会を見ました。)

*「児童文学論」((リリアン・H・スミス 石井桃子・瀬田貞二・渡辺茂男訳 岩波)
☆写真は、教文館案内紙の上に、展示にも何冊かあったモンベルの「ラ・フォンテーヌ」。右端に写るオレンジ色のリボンは経年劣化が激しいものの、本を閉じてさらにリボンで括っていたのがわかります。(ただし、この写真に写る本がいつの版なのかは不明です)写真では、ページをあけてゆくことができないのが残念ですが、中は、フランス語がわからなくても楽しめる絵が描かれています。

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