みんなみすべくきたすべく

この本はわたしのもの

ロジャーj
(承前)
ノンフィクション「本を愛しすぎた男」の最後の最後に引用されていたのは、中世ドイツの写本の筆記者によって書かれた警告でした。

“この本は私以外の誰のものでもない。
私の名前が本の扉にあるからだ。
もし、この本を盗もうとする人間がいたら、
首にひもをかけられて
高くつり下げられるだろう。
・・・・・(略)・・・・”

おお!これって、アーサー・ランサム「女海賊の島」で、ロジャーがミス・リーのラテン語の辞書に勝手に書いたことと同じじゃないですか!
“この本はわたしのもの
証人は神さま
だれかがぬすめば
首をつられる
このあわれな人間のように”

ああ、ランサム・・・また読み返したくなってきた・・・ふーむ

*「本を愛しすぎた男 本泥棒と古書店探偵と愛書狂」(アリソン・フーヴァー・バートレット 築地誠子訳 原書房)
*「女海賊の島」(アーサー・ランサム全集10)(アーサー・ランサム作 神宮輝夫訳 岩波)

☆写真は、「女海賊の島」の中のロジャーが描いた絵と、本物のロジャー、ロジャー・アルトニアン博士がコニストン湖でヨットに乗る写真。(ランサマイトのみなさん!茶色の帆ですよ!)ロジャー・アルトニアン博士は喘息のお薬インタールを開発した人でしたので、その講演録を日本の製薬会社が邦訳し小冊子にしたものに掲載されている写真です。(*The Story of The  Discovery of Intal as told by Rojer Altounyan to the Society for Drag Reserch in York 1977)

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