FC2ブログ
 

みんなみすべくきたすべく

岡田美術館

         四天王j
(承前)
 大体、その時代時代で力を持つ国家や、財をなした個人が美術収集するのは、常のこと。
 大英博物館だって、エルミタージュ美術館だって、ルーブル美術館だって、メトロポリタン美術館だって、出光美術館だって、ブリジストン美術館だって、細見美術館だって、佐川美術館だって、そして、この岡田美術館も。

 個人の蒐集が発端なので、陶磁も工芸も絵画も仏教美術も、それに、鑑賞年齢が限られている浮世絵も、と、主に日本のものとはいえ多岐にわたっている美術館です。(陶磁類には、中国・朝鮮半島のものもあります。)
 今までこの作品たちは、どちらに居らしたの?と、思うことも多いものの、床面積が個人美術館としては広いので、屏風絵や絵巻、襖絵など大きい作品も展示できるという利点もありました。
 もちろん、歌麿や北斎、若冲だけでなく、他!にもたくさんありましたが、5階の小さな部屋にあった、小さな四天王の素晴らしさは、特筆したい。(木造四天王立像 鎌倉時代前期)

 本来なら、お寺にあったものなのでしょう。
 が、小さいので、ガラスケースで展示されて明るい場所、しかも近くで見られるのは、嬉しい。よくよく見ることができます。奈良の戒壇堂の四天王の渋さや深みと一味違う、躍動感。生き生きとした四天王さんたちです。この小さな四天王さんたちを作った人は、確かな腕を持つ人だったにちがいないのは、素人目にもわかります。
 これを購入できる財力があるなら、手にいれたくなる4人です。

 と、いうわけで、入館料2800円という破格の料金を払っても、ずいぶん楽しむことのできた美術館でした。重い図録「名品選」に出ているのに、展示されていないもの、また図録には出てない作品も多々あって、再訪しても、また、楽しめるはずです。けど、関西からは遠いなぁ・・・

          図録j

PageTop