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みんなみすべくきたすべく

グリーンマン

グリーンマンj
(「炉端のロブ」から続き)
(承前)
  「緑の精にまた会う日」の「炉端のロブ」は、ホブゴブリンという妖精なのですが、本の中ではグリーンマンとして描かれていて・・・うーん、じゃ、「グリーンマン」というのは???

  ということでその名もずばり「グリーンマン」 (ゲイル・E・ヘイリー あしのあき訳 ほるぷ出版)という絵本があります。
 
 ≪大地主の一人息子クロードは我儘で横柄、その上、見栄っ張り。村人たちがグリーンマンに守ってもらっているという古くからの言い伝えをばかにしていました。そんなとき、森に迷ったクロードは暑いのが我慢できず、冷たい水の池に洋服を脱いで、飛び込みましたが、水から上がると、服も馬もありません。で、ほら穴で過ごすことに・・・・≫
 そんなクロードが、森で、どんな暮らしをし、また服を手に入れて帰還するかを読むと、妖精とか、よき人の言い伝えというものは、こんな始まり方をしているのだと思います。
 話の最後は、こうです。
≪クロードは、もうわがまま息子ではなくなっていました。旅人にはしんせつにし、動物のめんどうも よくみました。そして毎夜、グリーンマンのために食物と飲物を かならず だしておくようになりました。≫

  この絵本、中世のタペストリーの雰囲気があるのです。表紙に描かれたミル・フルール、表紙にも本文にも小さな動物たち。それに、ユニコーンまで。そう、思い出すのは、貴婦人と一角獣のタペストリー。(続く)

*「緑の精にまた会う日」(リンダ・ニューベリー作 野の水生訳 平澤朋子絵 徳間書房)

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