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みんなみすべくきたすべく

炉端のロブ

グリーンマンj
 先日来ぐるぐると、アイルランドの妖精達のことを書いてきましたが、イギリス・スコットランドにも、もちろん似ている妖精が居ます。ブラウニーです。

「妖精辞典」 (キャサリン・ブリッグズ編著 平野敬一、井村君江、三宅忠明、吉田新一 共訳 冨山房)によると
≪彼らは、約90センチぐらいで、褐色のぼろぼろの服を着て、顔も褐色で髪の毛はくしゃくしゃ、夜間に現れて、使用人の仕残した仕事を片づける。自分たちの住んでいる農園や家の責任を負い、作物の刈り取りや、草刈り、脱穀、羊の番をしたり、雌鶏がよそで卵を産まぬように番をし、使い走りをし、いざという時にはよき助言もする。しばしば家族の中の誰か一人と個人的な交わりを持つようになる。そのお返しに、お椀一杯のクリームか最上等のミルク。それに特別上等の堅パンか平たい堅パン一枚をもらう権利を持つ。≫
 この種族には、「ホブ」や「ロブ」と呼ばれるホブゴブリンという妖精を含むようですが、前者は「妖精ディックのたたかい」(キャサリン・ブリッグズ文 コーデリア・ジョーンズ画 山内玲子訳 岩波)のホバディ・ディックであり、後者は、 「緑の精にまた会う日」 (リンダ・ニューベリー作 野の水生訳 平澤朋子絵 徳間書房)に出てくる「炉端のロブ」です。

「緑の精にまた会う日」で、「炉端のロブ」が、実際に本に登場するのは、グリーンにまみれ、見え隠れする存在としてで、グリーンマンとも呼ばれているようです。となると、この妖精の立ち位置がどこなのか、どんどん込み入って来るので、妖精調べはこれくらいにします。(続く)

☆写真は、英国 コッツウォルズ チッピングカムデンの窓辺(右下)にグリーンマンの彫り物。

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