FC2ブログ
 

みんなみすべくきたすべく

むらおかはなこ やく

                セントパトリックj
(「アンのゆりかご」から続き)
(承前)
 村岡花子訳の「赤毛のアン」(講談社・新潮文庫)だけでなく、今や、「赤毛のアン」は、複数の訳者によるものが出ているようです。 
 そんな中、オリジナル村岡花子訳といえるのが、「いたずらきかんしゃ ちゅう ちゅう」や「アンディとらいおん」「ごきげんなライオン」の絵本です。(いずれも福音館)

 絵本の「いたずらきかんしゃ ちゅう ちゅう」を、初めて手にした時、「むらおかはなこ やく」と書かれているのに、「赤毛のアン」の訳者と同一人物だとは、ピンと来ませんでした。また、「王子と乞食」を岩波文庫で読んだときも、漢字で村岡花子と書かれているにも関わらず、またピンと来なかったのは、何故なんだろう?
 勝手に「赤毛のアン・モンゴメリ・村岡花子」と、ひっくるめて覚えていたのかもしれません。だから、モンゴメリと切り離した村岡花子というイメージが湧かなかったのかも。(単に、物わかりが悪いとも言えますが)

 「アンのゆりかご」では、子ども文庫との関わりで石井桃子さんの名前が挙がり、文庫のお手伝いの学生として登場するのが渡辺茂男さん、と、こんなところでつながっているかと思うと、嬉しくなりました。日本の子ども文庫活動の黎明期を見るようでした。(続く)

*「いたずらきかんしゃ ちゅう ちゅう」(バージニア・リー・バートン むらおかはなこ訳 福音館)
*「アンディとらいおん」(ジェイムズ・ドーハーティ むらおかはなこ訳 福音館)
*「ごきげんなライオン」(ルィーズ・ファティオ文 ロジャー・デュボアザン絵 むらおかはなこ訳 福音館)
*「王子と乞食」(マーク・トウェーン作 村岡花子訳 ロバート・ローソン絵 岩波文庫)
* 「赤毛のアン」(モンゴメリ作 村岡花子訳 新潮文庫 講談社)

☆写真は、オーストラリア メルボルン セントパトリック教会の桜

PageTop