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みんなみすべくきたすべく

アンのゆりかご

ハムステッドヒースj
(承前)
 友人に「アンのゆりかご―村岡花子の生涯」を紹介してもらった後、上京し、銀座教文館に行ったら、平積みしてありました。(本文に教文館も出てきます。)
  NHK連続テレビ小説でドラマ化されるのは、後から知ったのですが、なるほど、連続ドラマになりそうです。(といっても、NHK連続テレビ小説を見たことのない私です。)
 華やかな女学校の時代、文学との出会い、女友達、初恋、社会のうねり、許されぬ恋、葛藤、震災、戦争、哀しみ、社会貢献、晩年・・・

「赤毛のアン」を日本に広めた訳者としての印象が強い村岡花子が、戦争前には、ラジオ放送で子どもたちにメッセージを送っていたということ。亡き子どもの名前を冠した子ども文庫を開いていたこと。女性運動家たちとも交流があったこと。 
 
 中でも昭和10年代の前半の女性たちの動きは、彼女を取り巻く文化交流とも相まって、花々しいものでした。 宇野千代創刊の「スタイル」誌の随筆寄稿などのお礼が、東郷青児の素描であり、宇野千代の結婚式の媒酌人が吉屋信子と藤田嗣治、披露宴の司会が村岡花子!

  明治から昭和を生き抜いた一人の女性。さながら、当時の日本の文化の一端を見るようでした。(続く)
 
*「アンのゆりかご」村岡恵理 新潮文庫 マガジンハウス
*「赤毛のアン」(モンゴメリ作 村岡花子訳 新潮文庫 講談社)
☆写真は、ロンドン ハムステッドヒースの春 

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