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入門書

          笠富士j
 先日、上京した時、大浮世展に行けるかどうか定かでなかったので、旅のお供にもって行ったのが岩波新書「北斎」(大久保純一著)でした。

 岩波新書にしては珍しくカラーの表紙絵(「諸国 瀧廻り 下野黒髪山きりふりの滝」)に惹かれ、新刊早々、買っていたものの、積んでおいた本でした。
 中には、図版も多く、北斎の生涯の仕事の流れがわかります。が、読み進めば読み進むほど、もっと北斎のことを知りたい、もっと作品について知りたいと言う気持ちが勝ってきます。奥が深すぎます。幅が広すぎます。

 著者が後書きでいうように、この本は、入門書という位置づけです。著者は、謙虚に、こう言います。
「・・・あらためてこの絵師の画業の並外れた幅広さと、それぞれのジャンルにおける完成度の高さを自分なりに再認識して終わった観さえある。」
 そのうえで、「・・・その質的な高さと影響力の大きさからして、もっと積極的に絵画史の研究対象とされるべきことを、いまさらながら強く感じた。」

 素人ながら、まったく同感です。
 もともとは、北斎の自由闊達さが好きで、楽しんできたのですが、さらに北斎を楽しみたいと強く思うようになりました。

☆写真は、いわゆる笠富士。2013年8月(撮影:&Co.A)

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