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ちょうちょう

羽化j
(承前)
「ちょうちょう」 (コヴァリ文 中村千春訳 マーヴリナ絵 新読書社)


  タチアナ・マーヴリナが絵を描き、ユーリー・コヴァリの文の絵本が「ちょうちょう」ですが、この二人は一緒に、6冊の本を出していて、そのうちの十篇のお話が、この「ちょうちょう」の中に入っています。

 この絵本は、自然を通して見たちょっとした随筆です。平易な言葉で書かれているものの、特に子ども向きに書かれた文という感じがしないのは訳のせいかもしれません。
 先の「メルヘン・アルファベット」の絵本とはちょっと違うタッチで描かれた絵は、マチスやブラマンクにも似た描き方です。そして、「メルヘン・アルファベット」にも「おかしのくに」にも、この「ちょうちょう」にも、ひょうきんで、楽しげな様子の猫が登場します。(「おかしのくに」では、表紙にもなっています。)

 コヴァリとマヴリナの仕事ぶりについて、あとがきにこうありました。
≪・・・画家であるタチヤーナ・マーヴリナさんは、色と線、という彼女の言葉でえがき物がたり、一方、作者のユーリ・コヴァリさんは、絵を思い浮かべながらも、自分の見たこと、体験したことを語っている。・・・(中略)・・・ひとつの本の中でいっしょに読んでいただければ、いっそう楽しいものになるでしょう。≫

☆写真は、さなぎから出たばかりのちょうちょう。西表島。(撮影・&Co.A)

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