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メルヘン・アルファベット

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「メルヘン・アルファベット ロシア昔話」という絵本は、いわゆるABCの絵本なのですが、画集のように美しい絵本です。

アルファベット一文字一文字に、お話が隠れていて、そのお話を知っている子どもには、一文字でお話を思い出せる仕組みになっています。ロシアの子どもでない私でさえ、いくつかのお話はわかります。一文字が一枚絵のような感じなのです。しかも、邦訳巻末には、親切にも、解説と共に、各昔話の「あらすじ」が載っています。タイトルだけでは思い出せなかった話も、あらすじのおかげで、ああ、あれね。と、楽しめます。

 ちなみに、写真左に写る太陽は、ピカソやジャン・コクトーを思い出させますが、これは、「おてんとうさま」とキャプションが付いています。
「エリセイ王子」(死んだ王女と7人の勇士)の話の中で、エリセイ王子が、燃えるおてんとうさま、夜空のお月さま、吹き荒れる風に、王女の居場所を尋ね歩くという箇所の「おてんとうさま」です。

 また、写真右に写るのは、「魔法の馬 お姫さまの窓までひとっ跳び」というキャプションです。魔法の馬に乗った王子が、塔のてっぺんにいる姫の手から指輪を抜き取る場面です。下で、見上げている、王様たちの逆さまになっている顔が可愛い。(続く)

*「メルヘン・アルファベット―ロシア昔話」 タチヤーナ・マーヴリナ絵 田中知子訳 ネット武蔵野)
*「ロシアの昔話」(ターチアナ・A・マヴリナ絵 内田 莉莎子訳 福音館)
*岩波おはなしの本「まほうの馬 ロシアのたのしいおはなし」(A.トルストイ, M.ブラートフ, E・ラチョフ, 高杉 一郎, 田中 泰子訳 岩波)

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